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第1035話

Author: 小粒キャンディ
しかし、数秒と経たないうちに、陸斗はガタッと音をたてて立ち上がった。

「一旦会社を封鎖しろ。警備室と連携して、まずは不審者を確保しろ!」

「どうしました?」

陸斗が突然、大ごとのように緊張するのを見て、夏海も気が引き締まった。

地下駐車場では、茉白がスイーツを手に歩いていた。

誠はいつも神出鬼没で、待ち合わせの時でも、隅に隠れている癖があった。

茉白は一目では彼を見つけられず、名前を呼んでみた。

しかし、その時、背後から慌ただしい足音が聞こえてきた。

誰かが彼女に向かって急速に近づいてくるようだった。

茉白が振り返ると、そこにいたのは誠ではなく、鋭い刃物を手にした黒い服の女だった。

凄まじい勢いで刃の先が彼女の喉元を狙ってきた。

茉白はびっくりし、手を振ってそれを防ごうとしたが、スイーツは相手の素早い動作で地面に叩き落とされた。

「あなた、誰なの!」

茉白が悲鳴を上げる間もなく、相手に襲いかかられ、地面に押し倒された。

相手は乱暴に刃を茉白に突き立てようとし、彼女は必死に相手を押しのけ、身をよじって避けた。

その女は狂ったように、刃を容赦なく振るい、何度も
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