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第162話

Author: 小粒キャンディ
一花はすでに法務部に連絡した。西園寺グループの法務部はかなりの実力を誇る。恭平は自分の勝手な行いに大きな代価を払うことになるだろう。彼だけでなく、ネット上で事実確認もせずにあの記事を大々的に取りあげたメディアたちも同じように。

「一花さん、犯人を簡単に許してはダメですよ。こんな汚い手で嘘を広めるなんて、人のやる事はないですよ、ほんっと最低!」

夏海たちは一花に対する不当な扱いに対して、怒りを覚えている。朝あの記事を見てすぐ彼女たちは他のことはせず、グループ内で一花の誤解を解くために必死になっていた。

しかし、彼女たちの主張はあまり効果がなかった。それとは違い、一花は一本の電話で見事解決してしまった。

「もちろんよ」

一花は軽く返事をした。

やられたらやり返す。自分を陥れようとした相手には一度も容赦したことはない。

「伊集院さんはあの記事を見たんでしょうか?彼が知ったら、信じないですよね……」

夏海はそこまで言うと、突然何かを思ったらしく、心配そうに一花を見つめた。

「一花さん、伊集院さんはこんな嘘なんか信じませんよね!」

夏海にそう言われて、一花は少しだけ動揺した。
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