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第0859話

Author: 十一
バスはガタガタと揺れながら、いくつかの山道を抜けて、ようやくD町に到着した。

バスを降りると、三人は大きく息をつく。さっきまでの悪夢のような体験は、もう二度と思い出したくない!

「着いたのかな?」飲み物を買って何口か飲んでから、早苗はようやく話す気力が出てくる。

凛は首を振る。「ここは町で、一の家は村にあるから、まだ少し距離があるわ」

「じゃあ、またバスに乗るの!?」早苗の顔に恐怖が浮かんでいる。

学而が首を振る。「村に行くバスはない」

早苗がほっとする間もなく、彼は続ける。「三輪自動車しかない」

「?」

10分後、早苗は何度目かわからないほど跳ね上げられ、また座席に落ちる。曲がり道を通ると体が傾き、また反対側に振り戻される。

「……これがあなたの言う『少し揺れる』なの!?」

学而は青ざめた顔で、手すりを必死に握っている。「地図で見たら遠くないから、もう少し頑張れば着く」

彼もここまで険しく、アスファルトもない原始的な土道だとは思っていなかった。

「どうしたの?顔色すごく悪いけど、大丈夫?」早苗は初めて学而の様子がおかしいことに気づく。

学而は手を振り、歯を食
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