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第0940話

Auteur: 十一
凛は一瞬呆然とする。「庄司先生?いつ来たの?」

「2時頃かな。それから1時間以上待ってたけど、凛さんが戻ってこないから、10分前に帰ったよ」

10分前……

「凛さん、先生は最近ストレス溜まってるんじゃない?また彼の実験室で、新しいプロジェクト始めたの?プロジェクト終わったばかりなのに、また始まったなんて……」

本当に怖いわ!

凛は眉を上げる。「どうしてそう思うの?」

「だって先生の様子が……えーっと……なんていうか?あまり良くないよ。クマがすごくて、まるで2晩徹夜したみたい。それに話しかけても笑わなくなって、眉間にしわ寄せてるの。虫も挟み殺せそうなぐらい」

凛は目を細める。「そうかもね、先生の実験室はいつも忙しいし……」

早苗は口を開いたが、結局何も言わないことにする。

勘違いかもしれないが、庄司先生の機嫌も最悪だった気がする。

……

陽一は猛スピードで駐車場に戻り、車を停める。

隣の駐車スペースは空いている。つまり凛は車を出していたのだ。

自分の車があるのに、どうして零の車に乗ったんだ?

陽一は無言で家に帰る。

途中、朝日から電話がかかってくる――

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