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第1104話

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天音は海外のリゾート地で静かに休暇を過ごしている。毎日ホテルにこもり、規則正しい生活を送り、気ままで穏やかな時間を過ごした。それは以前の彼女にとって、ありふれた日常だった。

けれど今は、退屈でしかたがない。心から満たされることもなく、ただ時間に背中を押されるように日々が過ぎていくだけだ。

そんな中で、天音はSNSを始めた。

プロフィール画像は真っ白なままだ。

毎日、自分が何をしたのかを投稿し、その日にしたことや天気のこと、それからそのとき感じたことを、ほんのひと言だけ添えた。

そうして二か月が過ぎたころ、天音はふいに帰国したくなった。

真っ先に頭に浮かんだのは、洵に会いたいという思いだ。

今回、彼女は心の持ちようを変えていた。以前は無理やり洵の心を奪おうと躍起になり、その態度は刺々しく、どこまでも横暴だった。考え方も極端で、洵に会えばすぐ感情的になり、口論になっては、ひどい言葉で相手を傷つけてしまっていた。

けれど、この二か月、何もかもから距離を置いて過ごしたことで、天音は自分でもわかるほど落ち着いた。もう極端な感情に振り回されることはなく、自分が何を望んでいるのかをし
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