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第535話

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それを聞くと隼人は月子を見つめた。その目に怒りはなく、むしろ挑発されたような色を浮かべては、彼女の顎を軽く掴み、激しくキスをした。

月子が身を引こうとすると、隼人のキスは執拗に追いかけきて、独占欲を露わにした。

やっとのことで逃げ切った月子だったが、隼人の唇はまだ少し開いていて、物足りない様子だった。

息を切らしながら、普段とは違う強引な隼人に押され、月子は思わず言った。「分かった。もう十分に分かっている」

すると隼人の視線は深まっていた。その吸い込まれそうで攻撃的な視線に月子は耐えられず、目を逸らした。いつもは冷淡で威厳を漂わせる隼人なのだが、この瞬間、攻撃的で危険な目つきに豹変していたのだった。

そして、追い打ちをかけるかのように隼人はさらに言った。「もっと深く感じさせてあげられるんだが、どうだ?試してみないか?」

月子は顔を赤らめ、「もう十分すぎる。さあ、鷹司社長早くパジャマに着替えてきて、髪の毛から水が滴り落ちてきているじゃない」と言った。

「恋人になったのに、まだ社長って呼ぶのか?」

「癖でつい。でも、今社長って呼ぶと、隼人さんって呼ぶよりドキドキする……ん…
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