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第660話

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一方で、月子は天音との用事を済ませ、車で帰路についた。

彼女も彩乃も忙しく、一緒に会えるのは久しぶりだ。彩乃がお酒を飲みたいと言い出した。

そして、月子は彩乃の行きつけのバーに一緒に行くことにした。

彩乃はかなりの酒好きで、どんなに強いお酒もへっちゃらだった。でも、普段はそこまで飲んだりしない。

親友との飲み会では、無理に飲ませたりはしない。気楽に飲むのがお決まりだった。

とっておきの一本を注文し、一口飲んだ彩乃は上機嫌で言った。「月子、ずっと言ってなかったことがあるんだけど、怒らないで聞いてくれる?」

月子は彼女とグラスを合わせた。「内容によるかな!」

そこで彩乃は、とんでもないことを言い出した。「私、忍と寝たんだ」

月子は口に含んだお酒を噴き出しそうになった。慌てて飲み込むと、驚きのあまり大声になった。「いつの話!」

「なによ、今の表情を天音に見せたら、憧れの人だって幻滅してファンやめちゃうかもよ!」

月子は彼女を睨みつけた。「はぐらかさないで。詳しく話して!」

「はいはい、わかった、話すよ」彩乃はグラスを揺らしながら言った。「あなたが離婚届を取った日の夜、一
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