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第471話

Auteur: タマタツ
「今から君のところへ行く。待っていてくれ」

絃葉が止めるより早く、景は通話を切ってしまった。

絃葉は困ったように笑った。

このまま来させなければ、きっと向こうで心配のあまり耐えられなくなるだろう。そう思い、彼の好きにさせることにした。

ちょうどいい。彼が来れば、今回の芝居も見せてあげられる。

――

景は佳樹に、一番早い便を予約させた。

しかしファーストクラスはすでに満席で、エコノミークラスしか取れなかった。

今回は目立たないよう、同行させたのも佳樹一人だけだった。

座席に腰を下ろすと、隣に座る女性が長い間、彼の顔を見つめていた。

やがて女性は突然サングラスを外し、驚きと喜びの入り交じった声を上げる。

「もしかして、景?」

そこで景は初めて、隣にいるのが優奈だと気づいた。

わずか数か月会わなかっただけなのに、彼女はひどくやつれ、以前より一回りも老けて見えた。

すぐに分からなかったのも無理はない。

景は淡々と視線を外し、目の前に置かれていた雑誌を手に取ってページをめくった。

「君か」

優奈は彼のすぐ隣に座り、その近さに、長らく静まっていた胸の鼓動が再び速く
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