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第637話

Author: おミカン
絵里も彼の姿を捉えている。

車を停めるや否や、絵里は待ちきれない様子で飛び出す。

「裕也……」

絵里は目元を赤く染めながらも、その顔には晴れやかな笑みを浮かべ、彼に向かって駆け出す。

裕也も大股で歩み寄り、両腕を広げて彼女を迎え入れる。

少し進んだところで裕也は立ち止まり、飛ぶように駆けてくる絵里を見つめる。

モノトーンのコーディネートが陽光の下でひときわ鮮やかに映え、彼女の笑顔をさらに輝かせている。

伝えたい言葉は山ほどある。絵里は勢いよくその胸に飛び込み、彼をきつく抱きしめる。

「裕也、来たよ」

絵里は涙ぐんだ瞳で彼を見上げる。

「今までずっと裕也が歩み寄ってくれたから、今度は私が会いに行く番だね」

唇を噛み締め、瞬きをした途端、涙がふいにこぼれ落ちる。胸の奥に溜まっているのは、どこまでも深い愛情だ。

裕也は彼女の頬を両手で包み込み、親指でそっと涙を拭う。

「いい子だ、泣かないで。メイクが崩れたら台無しだぞ」

裕也の低く優しい声と、甘やかすような眼差し。

絵里は素直に頷き、涙をぐっと堪えて、愛らしい笑顔を向ける。

「どんなに不細工になっても嫌いになっ
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Comments (1)
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nameko
これは絶対、飲まされたね…
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