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第825話

Author: キラキラ猫
「金吾堂宝飾」との提携は、双方の予想を遥かに超える大成功を収めていた。

お腹の中の赤ちゃんも、これまでの検診をすべて順調にクリアしている。

食欲があまりないことを除けば、遥は今の生活に十分満足していた。

夕方の退社時間になり、遥は急に中華料理が食べたくなったため、凛と紗月を誘って食事に行くことにした。

会社を出た途端、外で待ち伏せしていた晴と出くわした。

彼女は凛の姿を見るなり、慌ててすがりつこうと飛び出してきた。

「お姉ちゃん!私のこと見捨てないでよ!」

凛が一歩後ずさって眉をひそめると、警備室から輝が素早く飛び出してきて、晴の前に立ちはだかった。

輝は凛に向かって報告した。

「この人は向かいの通りで三十分も待っていたんですが、誰に会いに来たのかも言わなかったのですよ。

相沢さんに会いに来たと言ってくれれば、すぐに追い払ったはずです!」

凛の実家のだらしない兄弟たちの所業は、輝も以前にその目で見ていた。

金目当てで実の妹を金持ちのじじいに売り飛ばそうとするなど、言語道断だ。

だから輝も、晴に対して良い印象など全く持っていなかった。

彼は二人の間に立ち塞がり
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