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4 私の仕事

Auteur: けいこ
last update Date de publication: 2025-12-20 22:46:23

「ラ・フルール」、意味は「一輪の花」。

これが、私の勤める花屋の名前。

フランス語の店名で、可愛くて、すごく気に入ってる。

小さな頃から花が大好きだった私。

大人になったら花屋で働く……

それが、ずいぶん昔からの夢だった。

だから、大手フラワーチェーンに入社できた時は本当に嬉しかった。

今も、可愛くて美しい色とりどりの花達に囲まれて、ワクワクドキドキの毎日を過ごしている。この支店で働き出してまだ2年目だけど、後輩の指導も任されるようになった。

今年の春に入社したばかりの山下 賢人(やました けんと)君、23歳。

彼の指導係に任命されて、いろいろ教えてる。

というか、私だってまだまだ未熟だし、今は一緒に勉強してる感じだ。

「ラ・フルール」に入社して思ったことは、男性でも花が好きな人が意外と多いということ。

賢人君も、その1人だ。

今どきの可愛い系イケメンで、シュッとした小顔にメガネをかけている。オシャレなメガネの奥の瞳は、夢や希望に満ち溢れているかのように、いつもキラキラ輝いてみえる。

まつげが長くてぱっちり二重だから、ちょっと中性的な雰囲気もある……かな。

髪型はナチュラルマッシュ
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  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   3 after story 菅原優希

    「じゃあ、僕、ガーリックシュリンプも食べたい」「優希、それもいいじゃない。ガーリックシュリンプのリクエストよ。何匹剥かなきゃいけないかしら、瑞、頑張って」笑い声が響く空間。佐知とこんな明るい家庭を築けたら……本当にそう思う。いつも父は母を、母は父を大切にしている。それが僕にはとても心地よい。だから僕も……必ず、佐知を大切にする。佐知とは来年結婚式を挙げる予定だ。男としてもまだまだ未熟な僕だけど、彼女と出会い、人生が大きく変わったと感謝してる。父から、シーキャンドルで母にプロポーズしたと聞いていた僕は、同じようにキラキラ輝く美しい光景を見ながら佐知に結婚を申し込んだ。緊張し過ぎて手が震えたけど、ちゃんと気持ちを伝えられたと思う。医師はとてもハードな仕事。それでも、彼女は僕を支えたいと言ってくれた。泣けるほど嬉しくて、僕は佐知を抱きしめた。愛した人を命をかけて、何があっても一生守り抜くと誓った夜になった。いつか僕は父の後を継ぐことになるだろう。菅原総合病院の院長として、ふさわしい医師になれるよう、誠心誠意、努力していこうと思う。病院で悩むたくさんの人を、心から笑顔にできるように。それが僕の使命――僕が選んだ道。佐知と、いつか生まれてくるだろう子どもと、父さん、母さん、周りの人達を守れる自分になりたい。それにはもう少し、人生を重ねることが必要だ。経験を積みながら、ゆっくり焦らず、1歩ずつ……幸せを噛み締め、感謝を忘れず……菅原家に生まれてこれて、みんなに出会えて……本当に良かった。みんな、ありがとう。

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    *** 仕事を終え、自宅に帰ると母がカレーを作って待っていてくれた。 とても良い匂いがする。 「優希、今度の日曜日、佐知さん来るんでしょ? お父さんも一緒に4人で食事しましょう。お母さん、頑張って色々作るから」 佐知は僕の彼女。 洋服を作るパタンナーとして働いている。 母は、真面目で優しい佐知が可愛くて仕方ないみたいだ。 もちろん……僕も。 「ありがとう。佐知、喜ぶよ」 「良かったわ。何をメインにしようかしら? この前は庭でバーベキューしたし……。佐知さんは何が喜ぶのかな? 若い人の好みはよくわからないし。どうしましょう」 真剣に考えている母がちょっと可愛く思える。こんな優しい人だから、父は好きになったんだろう。 *** そして、日曜日―― 佐知も一緒に家族のテーブルに着いた。 すき焼きの美味しそうな甘い匂い。 祖父と祖母から届いた最上級の牛肉も、大きなお皿に並べられていて、ずいぶん華やかな食卓になっている。 「お父さん、お母さん。いつもありがとうございます。こんなにご馳走を用意していただいて……私、幸せです。このすき焼き、本当に美味しいですね」佐知の笑顔を見ると、ホッと和む。周りを優しい空気で包み込む、佐知はそんな可愛い女性だ。僕は彼女の笑顔に一目惚れした。 「佐知さん。そんなに喜んでもらえて、私こそ幸せよ」「それにしても母さん、ちょっと作り過ぎじゃない?」「だって、何がいいか悩んじゃって……。佐知さんが喜んでくれたら嬉しいなって思ってたくさん作っちゃったわ」「嬉しいです。お母さんの料理、ものすごく美味しくて、私のために用意してくれたって思ったら……なんだか泣けてきます」「あらっ、ごめんなさい。泣かないで、そんなつもりは……。あっ、そうだ、このエビチリのエビはね、お父さんが剥いたのよ。ね、瑞」 「愛莉はいつもそうやってからかう。今は他にも色々作れるようになったから」 「父さんは昔、エビを剥くのが苦手だったんだって。でも、父さんが作るピザは最高だよ。今度はピザパーティもいいね」「ピザを手作りされるんですか?」 「ああ。生地から作るんだ。そうだな、エビだけじゃないところ、佐知さんにも見てもらおう」 「わぁ、それも楽しみです」 「あら、でも瑞、シーフードピザは外せないから、結局エビは剥かなきゃね」

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    「優希先生。最近お腹の調子が悪いから、胃カメラと大腸カメラをやりたいんですけど、仕事もあってあまり時間が取れなくて……」優希先生。この病院では、患者さんからそうやって名前で呼ばれている。鎌倉にある信頼する先輩の病院から、内科医として一緒に……との誘いを受け、勤務してからそろそろ2年が経つ。医師として働く毎日に、とてもやりがいを感じている。「大丈夫ですよ。この病院では1日でどちらもできますから。麻酔を使えば眠っているうちに終わるラクな検査です。もちろん、何も異常無かった場合は結果もすぐに出ます。看護師から詳しい説明を聞いて、予約を取って帰って下さいね」「それは助かります。本当に優希先生は頼りになりますね。私は中年のおばちゃんですけど、優希先生のファンですから。先生、アイドルみたいに綺麗なお顔されてますもんね」「そんな、とんでもないですよ。僕はいたって普通です」「いやだ~こんなイケメン他にはいませんよ。ここの院長先生はクマみたいに大きいし」「クマですかっ」思わず吹き出してしまった。患者さんとの何気ないやり取り。この笑顔が続くよう、僕達は地元に根ざした医療を目指し、病気を見逃さないように日々勉強を怠らずに頑張っている。クマと言われた先輩はもちろん、僕は父を尊敬してやまない。彼らを目標に、いつかは「総合内科専門医」の資格を取得したいと決意している。

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    「……ええ、そうね。私、それを城田先生に求めすぎたのかしら……だとしたら……プレッシャーになるわよね。でも、それでも私は小川総合病院を守りたい。それが私の使命だから。私にしかできないこと……なの」 『そうだな。だとしたら、君が院長になって小川総合病院を継げばいいんじゃないか。君の優秀さを俺は良く知ってる。大変なことはたくさんある、だけど、小川先生ならきっと大丈夫だ。俺はそう思う」 その時、目の前の霧が一瞬にして晴れた気がした。 そうだ―― 私自身が「院長」として小川総合病院を継げばいいんだ。 「瑞先生、ありがとう。そうね、私ならできるわよね。男なんかに負けてたまるもんですか」 『さすが小川先生だな。その気持ちを忘れずに……たくさんの患者と真摯に向き合って、その命を守れる小川総合病院にしてもらいたい。恩のある小川総合病院の発展を、俺も心から願ってる』 「瑞先生……ええ、きっと立派に守ってみせる。絶対に、守り抜くわ。先生も、頑張ってね」『ああ、君に負けないように……頑張っていくよ』 それから、私は外科の医師である今の旦那様と出会い、結婚した。 名前は変えずにいる。 小川総合病院の院長として頑張る私と、違う病院で勤務する旦那様とは、とても気が合うみたいだ。 たまに2人で散歩したり、この夏は花火も見に行った。 こんなことは、私の人生で初めてのこと。 忙しい激務の中でも、ほんのつかの間、幸せを感じることができている。 旦那様の見た目は…… まあ、口にしないでおくわ。 今の私には、そんなことどうだっていい。 小川総合病院の院長である私を優しく支えてくれるこの人と、一生を共にすると…… そう誓ったから。 瑞先生、あなたの言葉で私は変われた。 まだまだこれから先は長い。 たとえ会うことはなくても、小川総合病院、菅原総合病院の院長として、医療の現場を盛り立てていきたい。 尊敬する菅原 瑞院長。 本当に……ありがとう。

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    「だ、だからって浮気していい理由にはならないわ。何を言ったって、そんなこと許されないでしょ?」 『ああ、そうだな。俺もそれは城田にキツく言った。きっと反省してると思う。でも、あいつも意地を張ってしまって……』 「悔しい。あの人、私より若い看護師と……。許せない、どうして……どうしてよ……」 思わず涙がこぼれた。 嫌だ、私としたことが、こんなバカなことで涙を流すなんて。 病院を守る立場の私が泣いてはいけない。 強くならなければ…… 『つらかったな』 「えっ……瑞先生?」『俺は先生がどれだけ頑張っていたか知ってる。いろんなことがあり過ぎた。少し……力を抜いてみないか?』 先生のとても穏やかな声。 顔は見えないけど、きっと…… すごく優しい顔で言ってくれてるんだと思った。 そう思ったら、たまらなくなって、我慢できずに声をあげて泣いた。 数分間―― 瑞先生は、そんな私を黙って泣かせてくれた。 「……瑞先生、ごめんなさい。忙しいのに私の話に付き合ってくれて……ありがとう。情けないよね、私。泣いたりするなんて、ほんとバカだわ」 『……小川先生。泣いていいんだ。君の思い、俺にもわかるから。総合病院を継ぐこと、その大変さは計り知れない。たくさんの患者の命を預かる責任感、信頼を得るための努力、医者や看護師を守るための経営手腕も必要だ。その全てを完璧にすることは、とても難しいことだ』

  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   1 after story 小川真菜

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  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   6 月の綺麗な夜

    「先生……私……」あまりに突然で何が何だかわからない。いつも素敵な笑顔で挨拶してくれてた坂井先生を、初めて、怖いと思った。「……僕の好きな人はね、愛莉ちゃん、君だよ。初めて会った時から……ずっと好きだった。気づいてなかったかも知れないけど、僕はね、いつも君を見てたんだよ。僕の30年間の人生で、本気で好きになった人は君だけなんだ。だから、僕と付き合ってもらえないかな? 絶対に不幸にはさせないから」次の瞬間、坂井先生は私を抱きしめた。「嫌っ! 離して下さい」体全部が、先生のその行動を拒否した。私は、怪我をしていない方の手で先生の肩を押した。思いっきり押したつもりだけど、それ

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  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   4 月の綺麗な夜

    「そうですよね。わかりました、無理しないように気をつけます」 諭すように話す坂井先生に向かってうなづいた。 先生は、本当に冷静でクールで大人だ。 ダンディな雰囲気を醸し出してて、見た目はお医者さんじゃなくモデルさんみたいだ。 そういえば、以前、看護師さんからの人気がダントツ1位だって聞いたことがある。 結婚したい先生No.1だって。 確か……イケメンで、医師としての腕が良くて、経済力があるっていう理由だったと思う。 でも、今は瑞がいるからどうだろう? 2人ともタイプが違うけど相当なイケメンだから、人気は分かれるかも知れない。 瑞は、告白とかされたりしないのかな? この病院

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-26
  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   3 一緒に過ごす日常

    「謙虚だね~。あなたみたいな男前、滅多にいないよ。おばさん、ドキドキしちゃうわぁ。お客さん、この男前のお兄さんのことが好きなら、絶対に手放しちゃダメだからね」「あ、いや、その……」だから、違うんだって。そんなことを言われても、どう反応すればいいのかわからない。「俺達、幼なじみですけど、いつかは夫婦になりますから」えっ……瑞?「いいね~うらやましいよ。若いっていいわぁ。ほんとお似合いだしね。結婚したら、きっと、とんでもなく可愛い赤ちゃんが生まれるだろうね」周りのお客さんにまで響き渡るくらいの声量。「あ、赤ちゃん!? い、いや、そんな……」もう、ものすごく恥ずかしい。絶対

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-25
  • 再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~   5 一緒に過ごす日常

    「すごく心強いよ。ありがとう」「ああ」「お医者さんは本当に私の何倍も大変だよね。いろいろ覚えなくちゃいけないことがたくさんあるし、勉強……頑張ってね」「愛莉に励まされたら頑張れる」「いつだって応援してるよ。じゃあ行ってきます。あ、ベランダにいろいろ置いちゃうけど、プランターとかは、私が出ていく時にちゃんと片付けるから心配しないで」そう言った瞬間、瑞の顔色が変わった。「……」「……瑞……、どうかした?」「愛莉……出ていくとか……そんなこと言うな」「えっ……」「愛莉は、ここにいるのが嫌?」「そ、そんなことないよ。嫌なわけない」「だったら……」そんな真面目な顔して、ちょっ

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-25
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