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第55話

Author: 相沢美咲
美羽は我慢しきれず、翠をひっぱたいた。

怒りのあまり、腹に痛みが走った

澪が美羽を支え、慌ただしく邸宅を出て病院へ向かった。

翠と恵は青ざめた。

二人は、翔平が帰宅するとすぐに自分たちの非を認めず、先に責任をなすりつけるつもりだった。

二人がしおらしく被害者面をしていると、終始無表情な翔平を見て、突然どう対処していいか分からなくなった。

「美羽は今どこだ?」と、翔平の声から感情が読み取れなかった。

恵は悪びれもせず言った。「少し言っただけでこの騒ぎですよ。態度が悪すぎやしませんか?今頃は実家にでも帰ったんじゃないですか?」

翔平は「電話しろ」と指示した。

病院にて。

診察を終えた医者が告げた。

美羽の腹痛は興奮による収縮で、深刻なものではなく、治療の必要はなかった。

美羽の容体が落ち着くと、澪は一度、美羽を実家へ連れて帰ろうとした。

美羽は首を振った。

帰れば正人に心配をかけるからだ。

澪もそれ以上無理には言わなかった。

二人は外で夕食をとった。ネットで見つけた店で、新規開店で価格もそれなりだったが、美羽は興味があったのだ。

いろいろな吹っ切れた思いか
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