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第187話

Penulis: 小円満
私は無理やり笑って、答えた。「まあ、こんな感じかな。大丈夫」

どうせ時生と一緒にいれば、どこにいようが居心地は最悪だ。

彼が退院する日まで耐えきれば、すべて終わらせられる。

春代が帰ったあと、洗面用具を持って浴室へ行き、シャワーを浴びてパジャマに着替えた。

その間、最初から最後まで、時生とは一言も言葉を交わさなかった。

深夜一時になっても、彼は寝る気配もなく、ベッドに半分身を預けたまま書類を読んでいる。

私は今夜、毎時間彼の体温を測らなければならず、どうせ眠れない。

それならいっそ、徹夜で小説を書いて眠気を飛ばそうと思った。

正直、もうまぶたが落ちそうなくらい眠いのだけれど。

今日更新した小説の内容は、ちょうど「私をこれでもかと苦しめてきた夫が病気で入院する話」だった。

ただし、物語の中の主人公は、時生よりもずっと悲惨だ。

入院しても誰も見舞いに来ず、妻にも愛人にも子どもにも見放される。

コメント欄は大盛り上がりだった。

【ざまあみろ!クズ男!ついに天罰だ!】

【夜永先生、どうせなら不治の病にして、そのまま死なせちゃえばいいのに!】

【ははは、読むのやめなくてよかった。もっと徹底的に虐めてください!ひどいほど最高です!】

【……】

それを読んで、思わず笑ってしまった。

そのときだった。

いつの間にか、時生が奥の部屋から出てきて、私のすぐそばに立っていた。

私はびくっとして、慌ててスマホを閉じる。

顔の笑みもすぐに消した。

彼は探るように私を見つめて、聞いた。「誰とやり取りしてた?」

「紗奈だよ」適当に答えてから、「何か用?」と聞き返す。

時生は逆光の中に立っていて、表情はよく見えない。「体温を測る時間だ」

私は深く息を吸った。

体温計は彼のベッドサイドに置いてあるのに、わざわざ私を呼ぶ。

まあいい。今夜は徹夜覚悟だ。

そんなふうに、明日の「クズ男を徹底的に追い込む展開」を考えながら、私は奥の部屋へ入った。

体温を測り、ノートに記録する。

時生は相変わらず書類を読み続け、寝る気配はない。

以前なら、心配で眠れず、彼に冷たくされても何度も「休んで」と声をかけていたはずだ。

でも、今は違う。

時生は重たい視線で私を見ていた。

私が「休んで」と言わなければ、朝まで起きているつもりなのだろう。

「何かあっ
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