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第1073話

Penulis: 木真知子
三人の奥方は、実は朝から縁日に出かけていた。

しっかり参拝して、買い物で散財して、最後は話題のアフタヌーンティーで。

満足しきって、ようやく閲堂園へ戻ってきた。

世間の目から見れば、三人の立場は気まずい――そう思われている。

誰もがきっと、ドロドロの後宮劇を想像するだろう。

ところが実際は正反対。

三人は仲良しで、まるで幼なじみのようだ。

その絆は、時に桜子でさえ羨ましくなるほどだ。

万さんは前世で、きっと宇宙を救ったのだろう。

だから今世で、こんなにも三人から一途に想われる。

「ちょっと!

私を置いて遊びに行ったの?

怒った、ぷんぷん」

桜子は庭のブランコに座り、つま先で地面を蹴って揺れる。

その姿は、少女のように軽やかだ。

「やだもう、わざと置いていったわけじゃないのよ!」

鈴子が背後から首に腕を回して、甘えるように抱きつく。

「だって急に帰ってくるんだもの。

言ってくれたら、たとえお父さんが半身まひで心筋梗塞で足も折れてても――

どんな大事なことがあっても、家であなたを待ってたわよ!」

桜子の口元が引きつる。

「......」

敏之と愛
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