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第634話

Author: 木真知子
清新で優雅、まるで陽光の下で輝く海のように、初めて見た瞬間から心を奪われ、一目で深く引き込まれる。

愛子は目を潤ませながら、感動して言った。「桜子......ありがとう。本当に気に入ったわ、ありがとう......」

「高価な宝石は使ってませんわ。最初は万さんの目を引きたくありませんし、それに......この穏やかな海の青色が、あなたにぴったりだと思いましたの」

桜子は微笑みながら、自信を持って言った。

「私は、宝石のデザインはその人の性格や気質に合ったものを選ぶのが好きです。私はAlexaですから、私のデザインは宝石そのもの以上の価値があるって信じてますわ」

その後、敏之と鈴子も愛子を誘って、自分たちが用意した誕生日プレゼントを見せに行った。部屋は賑やかで、楽しい雰囲気が広がった。

その時、桜子の携帯がポケットの中で震えた。

彼女は少しだけ時間を取って携帯を取り出し、部屋を出て廊下の端に向かって歩きながら電話を取った。

「もしもし」

長いまつげが動き、冷たい声で言った。

「桜子さん、だいぶ良くなったよ。報告しようと思って」

月明
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