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第24話

Author: 青ノ序
【明日の午前10時からテレビ会議】

綾はスマホをぎゅっと握りしめ、事務的に【承知しました】とだけ返信した。

向こうからの返事はなかった。綾は沈黙したままの画面を、目が痛くなるまでじっと見つめていた。

かつての二人には、尽きることのない話題があったのに。

昼間はべったり一緒にいて、夜はそれぞれの家に帰っても、深夜まで話し込んでいた。

どんな些細なことでも、夢中でお互いに話したくなったものだ。

あれから時が経ち、今では沈黙だけが残っている。

突然、けたたましく電話が鳴り響き、綾は上の空で応答ボタンを押した。

「どうして返事をしない?」

湊の声は冷たく、明らかな怒気を含んでいた。

そこで綾は思い出した。今朝、会社に着いたとき、湊から【なぜ手作りの朝食を病院に届けに来ないんだ】とメッセージが来ていた。

その時は忙しくて、返信しなかった。

仕事が落ち着いた頃には、そのことはすっかり忘れていた。

「忘れてたの」

綾は素直に答えた。

「忘れた?」

病院の病室で、湊の顔がこの上なく険しくなった。

自分の耳を疑ったほどだった。

これまでずっと、綾は自分のことを何よりも
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