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第7話

Author: ちょうどいい
私は山あいの景色が良いゲストハウスを借りて滞在し、少し休息をとってから仕事を探すことにした。

以前は弁護士をしていたが、蒼介と付き合い始めてから仕事を辞めていた。

「お前が苦労するのは忍びない。俺が養ってやるから」という蒼介の言葉が理由だった。

今思えば、あの頃の私は本当に愚かだった。彼を愛するあまり、完全に自分自身を見失っていたのだ。

私はいくつかの大手法律事務所に履歴書を送った。送信して間もなく、その一つから連絡があった。

オンライン面接を受けると、先方は私を高く評価してくれ、一週間後に入社することが決まった。

入社までの間。

私はかつて忘れていたものを取り戻しながら景色を楽しんだ。

この感覚は本当に素晴らしいものだった。毎日彼のために丹精込めて三食を準備する必要もなく、彼の健康状態を常に気にかける必要もなく、大小の事柄をすべて彼のために先回りして考える必要もなく、何より彼の顔色を窺って生きる必要がないのだ。

蒼介から離れることで、こんなにも快適に生きられるなんて、今まで知らなかった。

以前の私は、彼こそが私の世界のすべてであり、彼なしでは生きていけないと思い込
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