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呪われたアルファに売られて
呪われたアルファに売られて
Author: RoguePumpkin

第一章:よろめく人生

Author: RoguePumpkin
last update publish date: 2026-08-20 16:41:37

第一章:よろめく人生

ルシエンヌ

私は見た。自分のメイトが誰かを殺すところを。

私たちの結婚式の夜に。

最初に私を襲ったのは、血の金属臭だった――濃く、腐臭を帯び、生き物のように鼻の奥へと這い込んでくる。それから彼の姿が見えた。ジョナス。体の上に立ち、両手から真紅の血を滴らせている。月光が寝室の窓から差し込み、まるでこの瞬間の恐ろしい真実をすべて暴きたがっているかのようだった。

アルファ――彼の父親――が、私たちの床にうずくまるように倒れていた。生気のない瞳が虚空を見つめている。

息ができなかった。体が動かなかった。私が必死に戦い、貯金して手に入れた新婚の夜。鎧のように身にまとっていたもろい希望。すべてが、ひとつの鼓動と次の鼓動のあいだで砕け散った。

こんなことが起きるはずがない。起きるわけがない。

でも、起きていた。

ジョナスが私のほうを振り返った。一度だけ。たった一度。顔の半分は影に沈み、もう半分は光に照らされていて、私は悟った――悟ってしまった――私、ルシエンヌ・フィッシャー、最下層の狼の娘は、もう終わりだと。月の女神でさえ、今の私を救うことはできない。

私はすでに死を宣告されていた。

彼は窓辺へ歩き、肘で顔の血を拭った。何気なく。まるで殺人を犯したのではなく、ただ食事を終えただけのように。私たちの下のパックハウスは混沌に陥っていた――叫び声、慌ただしい足音、動員される守護者たち。彼らは暗殺だと思っていた。敵対する群れによるものだと。宣戦布告だと。

彼らには知らなかった。怪物がまさにここにいることを――私の伴侶の顔をして。

ジョナスが再び私のほうを向き、息が止まった。

「お前はこれを俺のためにやるんだ、ルシエンヌ」彼の声は平坦で、決定的だった。とうの昔に私の運命を決めてしまった男の声だった。

私はつばを飲み込み、金属の味を感じた。視線が自分の寝間着に落ちる――何ヶ月もかけて貯金して手に入れた、クリーム色の絹。一晩だけでも美しく感じさせてくれるはずのもの。今は、死装束のように感じられた。

すべてがぼやけた。

「お前は外に出て」彼は続け、近づいてきた、「俺の弟に言うんだ。お前が彼を殺したと。現職のアルファを殺したと」

言葉が意味をなさなかった。なすはずがなかった。舌が上あごに張りつき、一番必要なときに裏切った。話せ。何か言え。何でもいいから。

「お前は彼らに言うんだ。自分の一ポンドの肉が欲しかったと」彼の瞳は冷たく、遠い。見知らぬ者の目だった。「母親にされたことのせいで、彼を殺したと」

母親。

記憶が全力で私を打ち据えた――六歳の私。暗闇を走り、背中に矢が突き刺さる。彼女の血が私の手に残り、メダリオンを握らせてくれた瞬間。デヴィルムーアのコリンズを探せ。彼が助けてくれるわ、小さな星よ。

瞬きをすると、過去が私を放した。

ジョナスは今、わずか数センチの距離に立っていた。待ち、観察している。

「聞こえたか?」

「でも、私はやってない」声が折れ、小さく惨めだった。自分がどれほど弱々しく聞こえるか。どれほど壊れているか。憎らしかった。「月の女神は知っているわ、私が――」

「黙れ」

私は身をすくめた。

「月の女神はどこにいた」ジョナスが低く唸った、「あのクソじじいがさっさと死んで、俺に当然のものを渡さなかったときに」

彼の言葉を理解する前に、彼が動いた。稲妻のように速く。手が私の顎を掴み、指が骨に食い込み、顔を上に向けさせた。

「俺に逆らうな」彼は囁いた。父の血の匂いがするほど近くで。「そしたら俺はみんなに言う。お前が俺の弟と寝たと」

世界が止まった。

いいえ。いいえ。

血が血管の中で凍りついた。この群れでは、それは死刑宣告だった。アルファの新しい伴侶が、彼の弟と寝る? 処刑台にたどり着く前に、広場で私を引き裂くだろう。ゆっくりと。公衆の面前で。自分の立場を超えようとする他のオメガへの警告として。

そしてエリアス――優しく穏やかなエリアス。私が飢えていたときに残飯を分けてくれ、私を所有物ではなく人間として話してくれた彼――彼らも彼を殺すだろう。

つまり、そういうことだ。

罠が閉じた。

でも、ルシエンヌ・フィッシャーは何かを言ったか? 戦ったか? 叫んだか? 逃げたか?

いいえ。

だって私は臆病者だったから。愚か者だったから。ただのおとぎ話を信じてしまったオメガだったから。

「お願い、ジョナス」声が彼の名で折れた。「そんなことしないで」

彼の表情が変わった。柔らかくなった。仮面が、熟練した軽やかさで再び元の位置に戻った。

「ああ、愛しい人」彼はほとんど優しく私の顔を支え、私は吐き気がした。「どうしてそうなるの? これはただの些細なことだよ。ほんの小さな犠牲だ」

私は彼を見つめた。涙で視界がぼやける。

「俺はお前の伴侶だろ? 覚えてるか?」親指が私の頬を撫でた。愛情のパロディだった。「お前は俺を愛してるって言った。嘘だったのか?」

その言葉が喉に引っかかった。愛。私は知っていると思っていた。それが何を意味するのか。彼が私を見つめ、私を選び、私を自分のものにしたあの仕草――それが愛だと信じていた。

私はあまりにも必死に、あまりにも惨めに間違っていた。

「彼らは私の首をはねるわ」私は囁いた。

「ああ」彼はゆっくりと頷いた。子供に簡単なことを説明するように。「でもお前は俺のためにそれをやったんだ。俺たちのために。俺たちの愛のために」彼の笑みは優しく、理解に満ちていた。狂っていた。「お前のことは長く語り継がれるだろう、ルシエンヌ。お前の犠牲を歌った歌が歌われる。もしかしたら、月の女神の右隣に座るかもしれない」

私は自分が聞いていることを信じられなかった。

この男を、かつて自分の近くに寄せつけたことさえ信じられなかった。

熱い涙が頬を伝い、私の奥深くで何かが砕けた。希望ではなかった――それは体を見たときに死んでいた。いいえ、これはもっと深いものだった。自分には何か良いものを受ける資格があると信じていた、最後の脆い一片。

それが砕けた。

そしてようやく真実を理解した。私が人生最大の過ちを犯したのは、ジョナス・ソーンに「はい」と答えたあの日だった。

「群れは混乱している」彼は続け、窓のほうを指した。そこからまだ叫び声が響いていた。「彼らは攻撃されていると思っている。正義を求めるだろう。血には血を」彼は身を寄せ、熱い息が耳にかかった。「でもお前が自白すれば、内部で済む。群れの正義だ。戦争にはならない。お前はみんなを救うんだ、ルシエンヌ。英雄になる」

英雄。

もちろん。

死んだ英雄だ。

私は再びアルファの体を見た。彼の下にたまり、石の床に暗い約束のように広がる血を。父親の命でまだ濡れたジョナスの手を。

それから私の伴侶を見た。

私が信頼した男。信じた男。愛した男を。

「俺はお前にすべてを与えた」ジョナスは静かに言った。「他の誰もお前をまともに見もしなかったとき、俺はお前を選んだ。お前を俺のものにした。そして今、代わりにひとつのことを頼んでいる。たったひとつだ」

外の混乱が大きくなっていた。すぐに誰かが来るだろう。誰かが体を見つけ、それから――

それからどうなる?

ジョナスの瞳が硬くなった。温かさは、まるで最初から存在しなかったかのように消えた。

「でもお前が拒めば……」彼は私の顔を放して後ずさった。「俺は彼らに言う。お前とエリアスが一緒に計画したと。お前が彼を誘惑し、俺の父親を殺すのを手伝わせて、彼の女として君臨しようとしたと」

心臓が止まった。

「二人とも処刑される。ゆっくりとな。そして俺は、お前の名前が何世代にもわたって泥に塗れるようにする」彼は首をかしげ、虫でも見るように私を眺めた。「それが望みか?」

いいえ。

いいえ、いいえ、いいえ――

でも、私にどんな選択があったというの?

これまで、いったいどんな選択があったというの?

私は最後にもう一度窓の外を見た。下では群れが混乱に沈み、その上には満月が懸かっていた――静かで、重く、無関心に。

それから再びジョナスを見た。

そして決断した。

「やります」

ジョナスは笑った。

すべてを手に入れた男の笑みだった。

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