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【第49話】甘やかな侵食

作者: 櫻恭史郎
last update 公開日: 2026-08-24 18:10:56

 壊したい。

 傷つけたい。

 呪いがもたらす歪みが、心を支配する。

 その濁った熱を押し留めているのは、ジェイドの目の前に横たわる、愛らしい女性の存在だ。

「……セラ……」

 ベッドの上、乱れたドレスの隙間から覗く白い肌。

 ジェイドはその姿に、ごくりと喉を鳴らした。

 見上げてくるセラの瞳には恐怖はない。

 真っ直ぐな瞳がある。

 熱を孕んだ瞳に見える。

 己の願望が、そう錯覚させているのだろうか。

 何をされても怖くないと、身も心もすべてを委ねてくるような様子に、ジェイドの中の欲望が高ぶる。

 傷つけたくない。

 いや、

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     壊したい。 傷つけたい。 呪いがもたらす歪みが、心を支配する。 その濁った熱を押し留めているのは、ジェイドの目の前に横たわる、愛らしい女性の存在だ。「……セラ……」 ベッドの上、乱れたドレスの隙間から覗く白い肌。 ジェイドはその姿に、ごくりと喉を鳴らした。 見上げてくるセラの瞳には恐怖はない。 真っ直ぐな瞳がある。 熱を孕んだ瞳に見える。 己の願望が、そう錯覚させているのだろうか。 何をされても怖くないと、身も心もすべてを委ねてくるような様子に、ジェイドの中の欲望が高ぶる。 傷つけたくない。 いや、傷つけたい。 汚してしまいたい。 泣かせてしまいたい。 いいや、大切にしたい。 破壊衝動と欲望が理性を殺してゆく。ジェイドの内にある熱が、異常なほど高まっていった。 ジェイドは、溢れ出てくる感情を押し殺そうと、セラの柔らかい唇を何度も貪った。噛みついて、吸い上げる。彼女の熱い吐息まで舐め取ろうと、貪欲に求める。 セラが「ん……っ」と小さく甘い声を漏らすたび、ジェイドの背筋をゾクゾクとした快感が駆け抜けた。下腹部にも、強い反応がある。 破れかけたドレスの生地を滑り落とし、彼女の華奢な肩から胸元へと手を進める。 隠されていたやわらかな胸のふくらみが露わになると、ジェイドはその美しい肌に直接触れ、慈しむように撫であげた。「あ……ん…&helli

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