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第 362 話

作者: 一笠
スタジオのオープン当日、多くの報道陣が早くから集まっていた。

中庭には軽食と飲み物が用意され、記者たちは集まって談笑していた。

「翠さんは来るかな?」

「来るんじゃないか......この前、凛さんにインタビューしてたし。『ベゴニア』のオープンは大きなニュースだし、見逃すはずがないよ」

「翠さんは名家のお嬢様だけど、仕事にはすごく真剣に取り組むらしいよ。そうでなきゃ、国際報道賞なんて取れないだろう?きっと、恋愛ごときじゃ仕事に影響が出ないタイプなんだ」

「彼らの三角関係、本当に気にならないのか?霧島社長は一体どちらに気があるんだろう?」

記者たちは顔を見合わせ、意味ありげな笑みを浮かべた。

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