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第 861 話

Auteur: 一笠
「うん」

渚はそう答えたが、ハッとし聖天の方を振り返る。「叔父さん、もしかして私、邪魔だったりする?」

聖天は何も言わなかったが、眉間に浮かぶ皺が答えだった。

しかし、渚は気づかないフリをして、「二人の後ろをついてくだけだからさ。私のことは空気とでも思ってよ」と言った。

このやり取りを、凛はなかなか面白いと思いながら見ていた。

自分が知っている渚は、プライドが高くわがままなお嬢様のはずなのだが、聖天の前では、すっかりおとなしい少女になっている。

凛は思わず渚が昨晩言っていた言葉を思い出した。「世界中探しても、叔父さんより完璧な男性なんていない!」

「何を考えてるんだ?」

聖天の声で、凛は我に返
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