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第 23 話

Penulis: 江上開花
「はいはい、もう絡まないわよ……行くわ」亜夕美はひらひらと手を振り、そう言い終える頃には、もう交差点に差し掛かっていた。

明歌は思わずハイヒールをカツカツ鳴らしながら亜夕美を追いかけてきた。「……あんた、役者に戻りたいの?甘いわよ。今のあんたを見てみなさいよ、年を取って少女役は無理、母親役も無理、端役でさえ、回ってくるかどうか分からないわよ。

……私に頼みなさいよ。上手いことおだてて頼めば、私だって一時の気の迷いで手伝ってあげなくもないわよ……」

亜夕美は不意に立ち止まって振り向くと、両手を合わせ、満面の笑みで明歌を見つめた。「明歌さん、お願いです。どうか私に機会をくださいまし。端役でも構いま
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