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第 262 話

Auteur: 江上開花
道中、二人の間に言葉はなかった。

約40分後、車は【真珠屋台街】という場所に停車した。

亜夕美は車を降りると、無意識にトランクから車椅子を出そうとしたが、静樹に止められた。「いい、歩ける」

「わかりました。では、私が支えます」亜夕美は静樹が車を降りるのを支えた。運転手は空気を読んで車を駐車場へ移動させた後、姿を消した。

静樹はシャツを着ており、袖は肘の半分まで捲られていた。亜夕美が彼の腕を握った瞬間、二人とも一瞬動きを止めた。

その時、きゃっきゃっと笑う若者の一団が走ってきて、危うく静樹にぶつかりそうになった。亜夕美は素早く彼を抱き寄せ、自分の体で庇った。「危ない」

若者たちも人にぶつかったこ
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