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第 407 話

作者: 江上開花
瑠花が駆けつけたとき、目にしたのはブランコに揺られる母親と、彼女に寄り添う亜夕美の姿だった。

暉記は庭の入り口で、黙ってその光景を見守っていた。

気配に気づいた彼は、振り返って瑠花にシーッと合図を送る。

瑠花もこっそり近づいた。

すると、母親が亜夕美に思い出話を語る声が聞こえてきた。

娘がいかに可愛らしく、賢かったか。溢れんばかりの愛情が、その言葉一つひとつに宿っている。

だが、母親は知らない。今そばにいるのは、長年探し続けてきた娘ではないことを。

それでも、亜夕美は甲斐甲斐しく安恵嘉の話に相槌を打ち、なだめていた。その光景は、あたかも再会を果たした本当の母娘のようだった。

瑠花は、なぜ兄が入
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