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第352話

Author: 一燈月
優しい風がそよぎ、青山の口調はあくまで柔らかなのに、小夜の背筋には冷たいものが走った……一体何を考えているのだろう?

「あなた!」

青山は不意に笑みをこぼした。そよ風のように優しくて、屈託のない笑顔だ。

「ささよ、怖がらないで。僕は彼じゃない。ただの例え話だよ。

長谷川という男は、そう簡単に手を放すような人間じゃないと言いたかっただけだ。骨の髄まで痛みを刻み込まない限り、彼は決して諦めない」

「それはもう試したわ。でも、無駄だった」

小夜は無力感に包まれながら答えた。

以前、ナイフを彼の心臓に突き立てようとしたことさえある。だが、あの男は少し狂気を増しただけで、何の効果もなかった。

彼女は時々、本気で疑ってしまう。圭介には痛覚がないのではないかと。

おそらく、狂人とはそういうものなのだろう。

……

「そうか」

青山は伏し目がちに呟いた。銀縁の眼鏡が光を反射し、その表情を読み取ることはできないが、声は相変わらず淡々としていて温かい。

「それなら、数日様子を見てみよう。君は竹園に戻って、また僕と隣人として過ごせばいい。まずは彼の出方を見るんだ。

もし彼が約束を破
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Comments (1)
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もちむぎ玄米
うーん…何だか?不安だ! 7年前の青山には無かった恐怖を感じるんだよなぁ〜… 青山の小夜への愛も、正直、執着とも言えるし… 青山が、後々第二のサイコパス圭介にならないことを願うばかりだ! 何か?ゾクっとするw〜!怖いよ〜! まっ!先ずはとにかく、小夜が圭介とキッチリ決別して確実に彼から離れられる事が最優先事項!! その後に小夜が幸せを掴むことを願う。 がんばれ小夜!ファイト!!
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