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第131話

Auteur: みそ煮
last update Date de publication: 2026-05-03 12:11:59

――礼音は長い間、一人の女性を探し求めていた。

彼が彼女と出会ったのは彼がまだ子供の頃だった。自分より少し年下くらいだろうか。彼女と初めて会ったのは昔住んでいた家の近くにある公園だった。

当時、礼音は母親に捨てられて父親の元に引き取られた。義母や義理の兄弟たちは揃って礼音を虐げ、父親はそれを見て見ぬフリした。家庭に居場所は無く、彼は次第に家にいるのが嫌になり、用もなく外へ出るようになった。

そんなときに、彼女と出会った。

『何てカッコイイのかしら!あなたのことを好きになったわ!結婚しましょう!』

彼を見るなり、まだ幼い少女は頬を赤らめてそう言った。家族から虐げられ、一人ぼっちだった彼にとって、彼女は光のような存在だった。

顔は薄っすらとしか覚えていないが、香織に似た愛らしい少女であった。そのことを、初めて彼女と出会ったときから彼も感じていた。

しかし、そんなわけがないと心のどこかで決めつけていた。彼は彼女を見つけるために実業家となり、探せるだけの権力を手に入れた。

そしてようやく、彼女を見つけた――

前の恋人と出会ったのは、今から二年前のことだ。礼音は秘書から条件にピッタリ合う女性を
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Commentaires (1)
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リコリス
人違いでしょうね。だってあの女の子香織だし。
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