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第223話

Author: みそ煮
last update publish date: 2026-08-16 13:12:21

亮太は警官に向けて、自らの犯した罪を自白した。香織を地下牢に閉じ込め、凄惨な拷問を加えたこと。そしてボロボロになった彼女の遺体を道端に捨てたことも。

あまりの残酷な仕打ちに、ベテラン刑事たちも絶句するほどだった。彼は日菜乃と関係を持つようになってからというもの、人の心を捨てた。なぜそのようになってしまったかはわからない。

ただ、彼女を幸せにしたいという思いが行き過ぎたものとなったのだろうか。振り返れば振り返るほど、自分が人間ではないと感じてしまう。

「なぜだ、被害者の女性はお前の妻だろう?なぜそんなに残酷な仕打ちができる?」

「……さっきも言ったが、俺と彼女は政略結婚で愛なんてないんだ」

「仮にそうだったとしても!他に好きな女ができたのなら、ただ離婚すればいいだけの話だろう!彼女に一体何の恨みがあったんだ!?」

警察の言っていることはごもっともだった。

日菜乃と一緒になりたいのであれば、香織と離婚すればいいだけだ。仮に亮太側に非があったとしても、別居期間が長ければ有責配偶者側からでも離婚はできるのだから。

なぜ、彼が離婚という道を選ばずにあのようなことをしでかしたのか。きちんとした理
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    亮太は警官に向けて、自らの犯した罪を自白した。香織を地下牢に閉じ込め、凄惨な拷問を加えたこと。そしてボロボロになった彼女の遺体を道端に捨てたことも。あまりの残酷な仕打ちに、ベテラン刑事たちも絶句するほどだった。彼は日菜乃と関係を持つようになってからというもの、人の心を捨てた。なぜそのようになってしまったかはわからない。ただ、彼女を幸せにしたいという思いが行き過ぎたものとなったのだろうか。振り返れば振り返るほど、自分が人間ではないと感じてしまう。「なぜだ、被害者の女性はお前の妻だろう?なぜそんなに残酷な仕打ちができる?」「……さっきも言ったが、俺と彼女は政略結婚で愛なんてないんだ」「仮にそうだったとしても!他に好きな女ができたのなら、ただ離婚すればいいだけの話だろう!彼女に一体何の恨みがあったんだ!?」警察の言っていることはごもっともだった。日菜乃と一緒になりたいのであれば、香織と離婚すればいいだけだ。仮に亮太側に非があったとしても、別居期間が長ければ有責配偶者側からでも離婚はできるのだから。なぜ、彼が離婚という道を選ばずにあのようなことをしでかしたのか。きちんとした理由がそこにはあった。「お前たちは知らないだろうがな……あの女は日菜乃に毒を飲ませたんだ」「……何だと?」そう、香織は何の落ち度もないただの被害者ではない。彼女には当時愛人だった日菜乃の飲み物に毒を盛り、飲ませたという罪があった。そのせいで日菜乃は、数日間地獄のような苦しみに耐えなければならなかった。幸い一命は取り留めたものの、香織のせいで日菜乃がどれほどの苦痛を受けたか。流石にこの話には警官も気持ちを理解してくれると思っていた彼だったが、返された言葉は予想だにしないものだった。「……お前、どこまで愚かになれば気が済むんだ?」「……何だと?」警官は一枚の紙を取り出した。「お前の今の嫁――羽川日菜乃、旧姓山川日菜乃については既にこちらで調べてある。あの女、かなりの虚言癖があるようだな。学生時代から嘘で人を貶めることが趣味だったそうだ」「……う、嘘だ……そんな……」そこで語られたのは、亮太が初めて知る日菜乃の過去。彼に事前に教えていた過去の話とは全く違っていて、彼は動揺を隠せなかった。(ということは……日菜乃は香織を貶めるために自ら毒を飲んだということか……!?)彼

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