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第1045話

作者: かおる
そう考えると、優芽利の心は少し落ち着いた。

怜央はこれまで幾多の修羅場をくぐり抜けてきた男だ。

罠や策略に気づかないはずがない。

自分はただ、身の安全を確保すればいいだけだ。

優芽利は相手に合わせるように言った。

「じゃあ、携帯を貸してくださる?」

男は電話をかけた。

「司馬怜央さんですか。

妹さんが、お話ししたいそうです」

そう言うと、受話器を優芽利の耳元へ移した。

電話の向こうで、怜央は瞬時に異変を察知した。

「優芽利、誰の携帯を使って電話している?

何かあったのか?」

優芽利は慌てて言った。

「兄さん、私、拉致されたの!

この人が、三十分以内に来なければ、私は――」

そこまで言ったところで、男が乱暴に通話を切った。

優芽利は呆然とした。

「......まだ何も言ってないのに、どうして切ったの?」

男は淡々と言う。

「すべて言わないほうが、効果は最大になる。

万が一、あいつが『襲われるくらい大したことじゃない』と思ったらどうする?

来なかったら困るだろう」

優芽利の目が揺れた。

......確かに、その可能性はある。

彼女と怜央は幼
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コメント (39)
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まかろん
nocccooさま 同じ気持ちで嬉しいです 清子のような小物に騙されてたせいで、他の奇人達より小物に感じてしまうけど、権力はみんなよりは大きいようで、私のなかで雅臣像がふにゃふにゃしてます(表現もふにゃふにゃですみません)
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宮東真
一ヶ月云々…は優芽利の推測なので、本当に一ヶ月ほど見張らせてたもしくは、仁志辺りが上手いこと情報流したかな~とも思います。 雅臣が襲われたときに自分がやったこと(怜央に情報流す)を、やられてるのかなと。なんとなく。いや…航平が無能すぎて不安なだけかもしれませんが…。 明日香の方はわざと軽くした、または軽いものでとどめた(報復が怖いため)のどちらかかなとは思うのですが、どちらにしろ優芽利からしたら憎しみ倍々でしょうし、どちらであっても上手く利用するでしょうね。仁志なら。 星の手の時よりはマシなのでなんとかがんばって乗り越えましょう…!
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川村希
明日香、ユメリザマ〜...星の痛み苦しみ悲しみ絶望を思い知れ!!雲井家のバカ親子 、怜央もザマ〜な展開を期待してます!!仁志、貴方は絶対に何があっても星を裏切らないでね、守ってあげて、愛してあげて!!
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