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第1171話

Author: かおる
「もうしない。お願い……どうか、一度だけチャンスを……」

怜央は、喉の奥でくつくつと笑った。

「その出来の悪い頭で、仁志の前に一歩でも出てみろ。瞬きする間もなく見破られる……清子。お前は俺にとって、価値ゼロだ。

豚みたいな足手まといなんざ、役に立つどころか邪魔なんだよ」

怜央は手をひらひらと振り、部下に命じた。

「優芽利に渡せ。好きにさせろ。殺しても構わない」

清子など、とっくに捨て駒だった。もとから大した価値はない。

仁志が彼女をそばに置いていたのも──どうせ大きな波など立てられないと分かっていたからだ。ついでに優芽利を刺激して、二人が初恋を巡って争う様子を眺めて楽しむため。

悪趣味以外の何ものでもない。

仁志にとって使えない駒は、怜央にとっても不要だ。せいぜい優芽利のガス抜きにでも使わせればいい。

怜央は一度も振り返らず、その場を後にした。

背後では、清子の悲鳴じみた声が響き続けた。

「司馬さん!わ、私は……仁志の秘密を、たくさん知ってるよ!きっと、お役に立てる!本当に……本当にできるから!」

怜央は最後まで聞こえないふりを決め込んだ。

頭も悪い。根性も
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Mga Comments (21)
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宮東真
カロリーさん ありがとうございます…!めちゃくちゃ感想書くタイプなのでそう仰っていただけると気が楽になります笑 ほんと明日香に群がるアホどもは自分を持ち上げて気持ちよくしてくれるタイプが好きそうなので気持ち悪いですよね…。もはやここまで周りにちやほやされまくってると、明日香が自力で成し遂げたことってあるのかなって…。 仁志と同格だと思ってる怜央ほんとに痛いので、絶望をたくさん味わってほしいですね…! 星もなんか薄々本能的に航平あんまり信用してないとこあるのかなあと思わざるをえない外しっぷりで笑っちゃいました。関係者で唯一何も遺されないっていう。
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nocccoo
私は先日の来年の約束が果たせない、でかなり滅入りました。忠のザマァを忘れる破壊力でした。 毎日、今日こそは怜央にダメージありますように!と思いながら読んでいます。 仁志が怜央を絶望に追い詰める日を待ちましょう。
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Mari meow
玲央と明日香がまた罠を仕掛けたり、雲井家のバカども、仁志が去るような感じといいだんだん気落ちして今日の更新読み終えたら鬱っぽくなってしまいました。 明日香、玲央どん底に落ちて再起不能になってほしいけれども、それ以上に仁志にはもっと星と関わり続けてほしい。
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