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第135話

Author: かおる
電話は、無情に切られた。

何度かけ直しても、応答はない。

雅臣は無意識に携帯を握りしめた。

――これまで星に対して、あまりに甘すぎた。

だから自分の立場をわきまえず、図に乗るのだ。

少し痛い目を見せなければならない。

星が幼稚園に駆けつけたとき、そこにいたのは予想どおり雅臣と清子だった。

翔太は清子の腕に抱かれ、泣き声を抑えながら慰められている。

その傍らで、怜が一人ぽつんと立ち尽くし、痛々しいほど孤独に見えた。

「遅くなってごめんなさい」

星が教室に入ると、雅臣の眉間にすぐさま険しい影が落ちた。

「星。

なぜ電話に出ない」

「出たくなかったからよ。

理由なんている?」

星の表情は冷ややかだった。

「翔太の母親でありながら、息子にトラブルが起きたときに電話を無視するなんて――」

「そうですわ、星野さん」

清子が言葉を添える。

「もしこれが急を要する事態だったら?

その無責任な態度が、翔太くんを危険に晒すことになりかねないのよ」

星の瞳に鋭い光が宿る。

「――息子が入院したとき、神谷さん。

あなたは何度電話に出た?」

「私が一度出なかっただ
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