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第1497話

Author: かおる
会社に戻ると、星は携帯を取り出した。するとlinからメッセージが届いていた。

【summer。前に言ってましたよね。あなたも人生のどん底を経験したって。そのとき、どうやって抜け出したのか……聞いてもいいですか?】

星は返信する。

【私は運がよかったんです。ある人に出会って、その人が手を差し伸べてくれました】

しばらくして、linからまたメッセージが来る。

【その人は、あなたにとって大切な存在ですか?】

星は少し意外に思った。linがここまで私的なことを聞くのは珍しい。

けれど深くは気にせず、淡々と返す。

【大切です。でも、男女の好きとは違います】

linは続けて問う。

【その人が暗闇の中の一筋の光なら……どうして好きじゃないって言い切れるんですか?】

星は返信した。

【感情にはいろいろあります。助けてもらったことには感謝しています。でも、感謝と救いがそのまま恋愛に発展するわけじゃないって、私は分かっています】

linが聞く。

【つまり、救いは恋愛じゃないってこと?】

星は返す。

【感情は人それぞれです。私にとって、感謝や救いは恋愛ではありません】

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