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第2719話

Author: かおる
彩香も目に少し戸惑いの色を浮かべて星を見た。

「星、私たち……中に入るの?」

星は数秒沈黙してから答えた。「もうここまで来たんだから、行ってみましょう」

航平は警告するように洋介を一瞥した。「溝口さん、案内を頼む」

洋介は軽く笑い、それ以上何も言わずに彼らを連れて溝口家の敷地内へと入っていった。

溝口家の内部はあまりにも広大で、敷地内の移動には車を使うしかなかった。

あらゆる施設が完備されており、彩香は車窓から、専用の病院、カフェ、ジム、法律事務所など、様々な用途の建物が並んでいるのを目にした。

星は後部座席に座り、無言で流れる景色を見つめていた。

車は二十分ほど走り、ある重厚な建物の前で停まった。

建物の外観には何の標識もなく、中で何が行われているのかは外からでは全く分からない。

洋介は腕時計で時間を確認した。「行きましょうか。タイミングとしてはちょうどいいはずです」

そう言うと、彼は先頭を切って歩き出し、巨大な扉の中へと入っていった。

航平がそのすぐ後に続く。

しかし星は車のそばに立ち尽くしたまま、どうしても足を踏み出すことができなかった。

彩香は星の顔
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Comments (25)
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木村直子
さっき、今日の更新話分をもう1回読み直したけど… 星との電話の会話の内容だったり… 溝口家の会場での結婚手続きだったり… やっぱ、二重生活する気…だよねぇ。 これって、現実の男がやると当然クソだけど 仁志がこれをやってもクソだと思ってしまった。例え深い理由を知っててもね( º言º) そして悪い事に、星は何も知らない…最悪だ。 例え名前の記入が「溝口仁…」の所で星に気付いて中断されても、そこじゃあない。 星は、仁志がその会場にいたという時点で裏切り行為だと判断してると思う。 次回は一体どんな展開になるのでしょう… そして私は今回本当に眠りが浅かった(現在夜中3時過ぎ…)
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カロリー
宮東真さん 私も仁志と星には上手くいって欲しいというか、描写的にも他に代われる相手のいない唯一同士なので、誰も割り込めないとは思います。 だから、怜央は今回色々拗らせすぎてない分、明るい恋というか、誰か自分を一番に愛してくれる相手を他で見つけて欲しい… 王配ルートいいですよね!なれるだけの器はあると思います。表に派手に出たい人ではないし、尽くして支える系だし。
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宮東真
柴田 有美様 すみません七話です確かここのやつは。八話違うとこの話でした。 何日も更新がないとか数ヶ月更新がないとかもざらですからね…。 しかもここ休載や再開とかのお知らせもないので、止まったらひたすら待ちになるっていう…。 本当にすごいですよね…読み始めてからそろそろ一年くらい余裕で経った気がするんですが、私が読み始めてから今まで一度も休載なかった気がします。ずっと面白いし。しんどい時やばいですが。 本編も、ここから幸せになれる?!みたいな流れからあの結婚式まで至ったので、あらすじにすがっていたのを、来世の約束にすがりつきなおして腹を括って読み進めていきましょうね…本当に…胃薬を片手に…。
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