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第289話

Author: かおる
「まだ逆らうつもりなら、牢屋にぶち込めばいい。

そうなれば、あいつは泣きついて再婚してくれと頭を下げてくるさ。

雅臣、お前だって好きにできるだろ?」

勇は、自分の機転の良さに酔いしれていた。

これほど妙案を思いつける自分こそ天才だと。

清子の唇にも冷ややかな笑みが浮かぶ。

ひとたび星に前科がつけば、一生が終わりだ。

たとえあの「何とか協会」とやらに入ろうとしても無駄。

誰が前科持ちの女を雇うというのか。

航平は雅臣を見つめ、静かに口を開いた。

「雅臣、これは......やり過ぎじゃないか?」

――やり過ぎどころか、あまりにも残酷だった。

雅臣はグラスの酒を見下ろし、声を低く落とした。

「最近の彼女はあまりに傲慢すぎる。

少しくらい痛い目を見た方がいい」

航平の声が沈む。

「雅臣、そんなことをして後悔するのはお前だぞ」

「後悔するのはあいつだ。

俺が甘やかし過ぎたから、何度も俺の底線を踏みにじるようになった。

俺が教えてやるんだ。

俺から離れたら、あいつは何もできないと」

勇も口を挟む。

「そうだそうだ。

雅臣、お前知らねぇだろ?

最近星の
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