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第331話

かおる
星は微笑んで言った。

「もう少し食べ続ければ、手足の冷えはすっかり治るわ。

そのあとで脾胃の調子も整えてあげるけど、あなたはまだ小さいから消化機能が未発達なの。

だから普段から甘いものや冷たい飲み物、油っぽい食べ物はなるべく控えた方がいいわ」

怜は素直にうなずいた。

「星野おばさん、それじゃあ僕は何を頼んだらいい?」

星はメニューを開き、いくつかの料理を指さした。

「このあたりの料理なら子どもに向いているわ。

食べたいものはある?」

そのとき、翔太も彼女の隣に座っていた。

だがここに来てから今まで、母は一度も自分に話しかけてくれなかった。

代わりに怜とばかり言葉を交わしている。

翔太の胸に、外に締め出されたような不安が広がっていく。

思い出すのは、かつて清子に会うたび、必ず駆け寄っては「清子おばさん」とまとわりつき、一日の出来事を楽しそうに話していた自分の姿。

それなのに、母親とはろくに口をきこうともしなかった。

幼稚園の友だちの親は、最低でも大学を出ている。

母は高校すら卒業していない。

祖母は言っていた――母はアルファベット二十六文字さえ満足に読め
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Kommentare (3)
goodnovel comment avatar
しょう
清子はまたいらん事を吹き込んどるな。
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桜花舞
さっき、このお話の広告で、表示されていた絵が、漫画の、もし恋だと気付いたらの絵に似てると思った。
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nocccoo
本当にアルファベットが読めないなら、食事管理なんか出来ないよ。 祖母の歪んだ教育でモンスターが育つね。
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