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第875話

Author: かおる
明日香の証言とも一致している。

どうやら、相手は本当に優芽利を狙っていたらしい。

星は不思議に思った。

「清子は司馬さんに、何か恨みでもあるの?」

星はまだ知らなかった。

――この二人が仁志を巡って、命を削るように争っていたことを。

雅臣は言った。

「そこは俺もよく分からない。

ただ、司馬と明日香は、一度刑務所へ清子に面会に行っていて、その後、清子を保釈している。

何か取引でもして、そのあと仲違いした......という可能性もある」

星は雅臣を見た。

「朝陽の話では、道中の監視カメラは全部壊されていて、手がかりが残ってないって。

あなたは、どうやって映像を手に入れたの?」

雅臣の眼差しは深く沈んだ。

「ここはS市だ。

俺に隠し通せると思わないほうがいい。

それにあれは、勇が俺のルートを使って消した映像だ。

朝陽たちには隠せても、俺のところまでは隠しきれない」

星は、心の中でようやく納得がいった。

そういうこと......勇が動いて消した行方なら、辻褄が合う。

ただ――

星の唇に、皮肉めいた笑みが浮かんだ。

これほどのことは雅臣に隠し通せないの
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