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第7話

Author: 美咲
「恵さんが電話で言ってたんだけど、ママからは8万円しかもらえないって。こんなお金じゃ何もできない、ごはん作ってるだけでもありがたいと思え、だって。

パパもそれでいいって言ってる、とも言ってたよ」

そう言うと、充はぱちぱちと瞬きをした。

「パパ、8万円って、すごく少ないの?」

涼太は、逃げるようにして家を出ていった。

出ていくとき、顔も上げられなかった。ただ「用事ができた」とだけ急いで言うと、ドアから飛び出していった。

充は何が何だか分からない様子で、ぽかんとしながら私に尋ねた。

「ママ、パパはまたお仕事に行っちゃったの?

そしたら、遊園地には行けないの?」

私は胸が痛んで、充をぎゅっと抱きしめた。頭の中は後悔でいっぱいだった。

恵は、私の前では本当にうまく演じていた。

人懐っこくて素朴なふりをしてた。いつもポニーテールで、着古した服を着ていて。話の端々では、女手一つで娘を育てるのがどんなに大変かを匂わせていた。

おまけに、毎晩ごちそうを作ってくれるくせに、涼太とはわざとらしく距離を置いていた。だから、私はちっとも怪しまなかったんだ。

涼太も恵とは一切話さなかっ
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