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第387話

Author: 汐
真由子は一呼吸置き、強調した。

「大奥様はあなたが認めないことを見越して、流産した検体を保存してあります。なんならもう一度鑑定して、納得させて差し上げましょうか」

事実を前に、沙彩は完全に絶望した。

最後の希望も幻想も打ち砕かれた。

その場に崩れ落ち、墓から這い出してきたような顔色で、震えが止まらない。

彰人は全てを悟った。

これまで何度も子供を盾に脅されてきたことを思い出し、愚弄された怒りが頂点に達した。

恐ろしい形相で、殺気立ったオーラを放ち、鋭い眼光で沙彩を刺し貫く。

「嘘で塗り固めて俺を騙し、赤の他人のガキを使って俺を脅したのか……沙彩、お前の言葉に真実はあるのか?!」

「彰人さん、ごめんなさい……」

沙彩は泣き崩れ、彼のズボンの裾を掴もうと這いずった。

「あなたを愛しすぎて、失うのが怖くて……お願い、今回だけは許して!」

「愛だと?」

彰人は汚いものを避けるように後ずさりし、冷たく嘲った。

「お前が愛しているのは長谷川家の若奥様という座だ、長谷川家の権力と富だ!」

朝霧家がこの子供を利用して何度も結婚を迫ってきたことを思い出すだけで、吐き気がする
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Comments (2)
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ウエダチエ
それでもまだ紗綾は彰人の兄の遥人の想い人のふりをするのだから本当にたいしたもんだ
goodnovel comment avatar
森の魔女
やっと解ったか!でも遅かれし、後の祭りだwww。
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