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第43話

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デリバリーの配達員が、たくさんの紙袋を運んできた。

「皆さん、コーヒーの差し入れた。一人一杯、眠気覚ましにどうぞ」

昭彦がそう言うと、社員たちはすぐに歓声を上げた。

数人の若い女性社員が、ひそひそと囁き合う。

「社長、気が利きすぎます!」

「社長の彼女になれる人って、幸せすぎてどうなっちゃうんだろう!」

昭彦はバニララテを一杯、静奈に手渡した。

「朝霧君、コーヒーを」

静奈は受け取った。

「ありがとうございます、先輩」

昭彦はそのまま静奈の隣の空席に腰を下ろした。

先日の騒動の一件で、社員たちは昭彦と静奈が同じ大学の先輩と後輩であることを初めて知ったのだ。

昭彦が先輩として後輩を気にかけるのはごく自然なことだ。

おまけに、静奈は既婚者である。二人の仲を邪推する者など、これまで誰もいなかった。

バスが高速道路に入り、静奈は窓の外を流れる景色を眺めているうちに、だんだんと瞼が重くなってきた。

昭彦が声を潜めて言った。

「眠いなら少し寝るといい。到着まで、まだ二時間はあるから」

静奈は朦朧としながら「はい……」と返事をした。

バスのわずかな振動に揺られ、彼
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Comments (2)
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澄代
広告の次を見たくて課金してしまいました。
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千尋
何気なく出てきた広告に見入ってしまいました。どうなるんでしょ
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