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第158話

Author: 炭酸水が大好きな美少女
「どうしてまたひとりで動くんだ。お前は俺がどれだけ……」

そこまで言って、言葉を飲み込んだ。

「……おばあさんが、お前をどれだけ心配していたか分かってるのか」

責めるような口調の中にも、確かな気遣いがにじんでいた。

遥の唇がわずかに上がった。

「ごめんね……おばあさんには言わないで。心配させたくないの。

それと……怜司。マッサージ、ちっとも上達しなかったわね」

もう自分は死ぬのだと思っていた。だから、どうしても言っておきたいことがあった。

彼女の声はしだいに小さくなり、やがて再び意識を失う。

怜司は目を見開き、すぐに彼女を抱き上げた。

「遥、しっかりしろ!今すぐ病院に連れて行く!」

遥を抱えたまま洞穴を飛び出し、外の捜索隊に向かって叫んだ。

「救急車を呼べ!彼女には今すぐ治療が必要だ!」

隊員たちは素早く動き、すぐに救急車の手配が行われた。怜司は隊員たちとともに遥を担架に乗せた。

あの言葉はどういう意味だ。マッサージがちっとも上達しなかった、とは。

そうだ。もし自分がマッサージを習得していたら、さっき遥を助けられたかもしれない。

だが、それは自分と花梨だけ
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