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可愛い彼に惑わされて

Auteur: るな
last update Date de publication: 2026-10-20 11:02:00

その日の夜、私は桐生と湯船に浸かっていた。私の気のせいだろうか。今日は、いつも以上に桐生の距離が近い。桐生は、私の背中にぴったりとくっついた。

「翼さん、何かあった?」

「なんでもない」

私は何かを察し、桐生と向き合った。

「どうしたの?」

「格好わるいから言わない」

拗ねている桐生が可愛くて、不覚にも私の胸はときめいた。

「翼さんは格好わるくなんてないわ」

「それは、知英ちゃんが格好いい俺しか知らないからだよ」

そういうと、桐生は立ち上がった。

「先に出るね。知英ちゃんは、ゆっくり入ってきて」

桐生の寂しそうな背中を見た私は、慌てて湯船から出ると、桐生を後ろから抱き締めた。

「言ってくれないと分からない。翼さんを不安にしているのが私なら教えて欲しいの」

私は、自分が何も身につけていないことを今更思い出した。そして、恥ずかしさが勝り、離れようとしたが、桐生がそれを許さなかった。

「先に抱きついて来たのは、知英ちゃんでしょ?逃げるのはなしだよ」

「なっ///」

先程までの可愛らしい桐生はどこへ行った?私の腕を掴んで、壁に追
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