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私は都合のいい女

작가: るな
last update 게시일: 2026-09-21 18:29:19

恭吾と私はタクシーの後部座席に座った。すると、恭吾が私の右手を握った。私は、先程まで雪村に触れていた手で、平然と私に触れた恭吾に呆れたが、何食わぬ顔で窓から外の景色を眺めた。

「麗奈」

「なに?」

私は恭吾に呼ばれ、振り向いた。恭吾は私の髪に優しく触れた。

「今夜は二人でゆっくりしよう」

「そうね」

私は恭吾のこの顔を知っている。今夜、恭吾は私を抱くつもりだ。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

マンションに着いた私は、ヒールを脱ぎ、窮屈なドレスを着替える為に、背中のチャックに手を伸ばした。

「脱がしてあげる」

「ありがとう」

恭吾が背中のチャックをゆっくりと下ろした。恭吾の手が時々、私の背中に触れた。あんなに恭吾に触れて欲しかったのに。今では恭吾の手が触れる度、嫌悪感が押し寄せる。

背中のチャックが下まで下り、ドレスは脱げ、私は下着姿になった。今更、私の裸体を見ても恭吾は何とも思わないだろう。

「着替えてくるね」

「麗奈、待って」

部屋に行こうとする私の腕を、恭吾が掴んだ。しかも、その力は強く、私は振りほどく事ができなかった。

「恭吾、離して」

「どうして?」

「それは……」

すると、恭吾は私をソファーに押し倒した。恭吾は私の首筋に吸い付き、下着の上から胸を鷲掴みにした。今までも恭吾に抱かれたことはあるけれど、こんなに乱暴に扱われたことはなかった。恭吾にとって、私は都合のいい女。性欲を発散出来れば、私との行為に愛など要らないのだろう。

私は自分の顔から表情が消えていくのを感じた。こんな苦痛な行為は、早く終わればいい。私は恭吾の重みを感じながら、ただ、耐えた。

「痛っ」

「もっと足開けよ」

恭吾は私の中に乱暴に指を入れた。私は思わず、身体を強ばらせた。

トゥルルルルルル……

その時、恭吾のスマートフォンが着信を告げた。恭吾は私の上から降り、電話に出た。私はその隙に起き上がった。

「今から、会社に行かないと」

「そう」

「トラブルを処理しないといけないから、今晩は帰れないと思う」

「分かった。気を付けて」

私は恭吾と今晩、過ごさなくていいと知り安堵した。あのまま、恭吾に抱かれていたらと思うと私に恐怖が襲った。

「行ってくるよ。麗奈は先に休んでて」

「うん」

私の事を、乱暴に抱こうとした人とは思えない台詞を恭吾は口にした。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

恭吾が出かけると、私は気怠い身体を無理やり起こし、洗面所へ向かった。そして、鏡の前に立った私は、恭吾が付けた無数の痕に触れた。首筋には噛み跡まであった。

そのまま、私はシャワーを浴びることにした。頭からシャワーを被り、いつもより入念に身体を擦った。しかし、何度洗っても、恭吾に乱暴に触れられた感触は消えなかった。私はその場に座り込み、大声で泣いた。

私の8年間は何のためだったのだろう。恭吾への渾身は彼を愛していたから。こうなるくらいなら、恭吾を愛さなければよかった。こんな屈辱、二度と受けたくない。

ピンポーン

風呂場から微かにインターホンの音が聞こえた。私はシャワーを止め、身体を素早くタオルで拭き、モニターを見た。そこに居たのは世那だった。私はバスローブを羽織り、鍵を開けた。

「はい」

「麗奈さ……」

「あ、ごめん。お風呂入ってて。どうぞ」

「いや、ここでいいよ。兄貴も居るだろ?」

「居ないわ」

「え……だって、今日は」

世那は驚きを隠せなかったようだ。

「仕事だって。しかも、今晩は帰らないって」

私の言葉を聞いた世那はリビングにやって来た。そして、私に付けられた無数の痕に気づいた。

「それよりも、麗奈さん、それ。兄貴にやられたの?」

「ああ、これ?そう」

「見せて」

「いいよ、どうせ消えるし」

「いいから」

すると、世那は私のバスローブをそっと脱がした。

「ごめん。俺がもっと早く来ていれば」

「世那はわるくないわ」

「だけど、泣くほど嫌だったんだろ?」

「そんなわけ……」

「俺に隠せると思う?ずっと麗奈さんのことを見てたのに」

世那は私をじっと見つめた。

「この痕だって、無理やりじゃないと付かないよ。傷になってる。他にもひどいことされたんじゃない?」

「でも、最後まではしてないから……ちょうど、電話かかってきて。それで恭吾が出かけて……」

私は話しながら、全身が震えていることに気づいた。今更、恐怖が押し寄せた。そんな私を世那が優しく抱きしめた。

「俺は麗奈さんの嫌がることはしない。約束する」

「うん……」

私は世那の胸に顔を埋めた。世那の鼓動と温もりが私を落ち着かせたのが分かった。

「着替えておいで。俺、ここに居るから」

「ねぇ、世那」

「ん?」

「私の裸を見ても平気なの?」

「平気な訳ないでしょ。でも、今は麗奈さんの事が心配だから」

「私なら平気」

私は世那を押し倒した。今は恭吾の感覚を世那に消して欲しい。世那の気持ちを利用している私は最低だ。それでも、今、私は世那に抱かれたい。

「本当にあなたって人は」

ピンポーン

その時、来客を告げるチャイムが鳴った。

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  • 婚約者の裏切りを知った夜、私は彼の実弟に奪われた   婚約者の実弟に奪われる

    「そんな……」私は全身の力が抜けていくのが分かった。目の前は真っ黒になった。私の世界が見るも無惨に崩壊していく。「こんなことって……」「これが、あなたの愛した天野恭吾の本性だよ」「嘘!嘘よ!嘘って言って……」私は泣き叫んだ。そんな私を世那が強く抱き締めた。久しぶりに男性に触れられた。力強い腕が恋しかった。なぜ、恭吾は私に触れてくれないのかとずっと悩んでいた。でも、今日その答えが分かった。それは、他に相手が居たから。私は必要なかったのだ。恭吾の為に、美しくあり続けたのに、全てが無駄な努力だった。「ねぇ、世那」「ん?」「私は綺麗?」「綺麗だよ、とっても」世那が私を見つめて言った。世那の目には私だけが映っていた。それがとても心地よかった。「それにね、俺、知ってるんだ」「なに?」「麗奈さんが兄貴より俺の顔の方が好きなこと。さっきも見てたでしょ」「それは……」気づかれていたなんて知らなかった。私は気まずさのあまり俯いた。「いいよ。触って」「だめよ」「俺が兄貴の弟だから?」私は頷いた。「こんな最低野郎のことまだ庇うのかよ」「んん……///」世那は私の唇に舌をねじ込みながら、無理やりキスをした。いつぶりのキスだろうか。拒まないといけないのに、身体が世那を受け入れてしまう。「いつから兄貴に触られてないの?」「言わない/」「こんなに綺麗なのに、どうして我慢出来るんだろう」世那は私の太ももに手を這わせた。このままでは取り返しのつかないことになる。私は世那の腕を掴んだ。「やめて……」「本当にやめて欲しい?俺、無理やりは嫌いなんだ」世那の問いかけに頷けば良いだけなのに、私は世那を見つめたまま動けなかった。「だけど、俺は麗奈さんが欲しい」世那は私の耳元で囁いた。私に狂おしい程の想いをぶつける世那を私は拒めなかった。今は、ただ、愛されたい。崩壊した私の世界で愛をくれる人が世那ならば、彼に抱かれても構わない。「いいよ、抱かれてあげる」恭吾、本当はあなたに愛されたかった。こうなったのは恭吾のせい。あなたが私を育てたの。私の中にも欲望はあったみたい。それを満たしてくれるのが、婚約者の弟は皮肉なものだ。世那は私をまるで壊れ物を扱うかのように、丁寧に触れた。世那の手が私の身体をなぞり、世那の舌が私の肌を舐めた。その度に、私の身体は疼

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