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第5話

Author: 魚ナゲット
星奈はすぐにやって来た。

彼女は冷ややかに宴久を見つめながら言った。

「蒼空は一時の気の迷いだったし、何も大したことは起きていない。この件はもうお終いにしましょう」

彼女の言葉には警告のニュアンスが含まれていたが、宴久は全く気にしなかった。

「ダメだ!徹底的に追及しなければならない!」

周囲は一瞬静まり、皆がささやき始めた。

宴久、本当に勇気があるし、杏をすごく愛しているんだな。

星奈は面子を保てない様子で、さらに冷たい口調で言った。

「これでお終いだって言ってるんだ。私に逆らうのか?」

その言葉が宴久を怒らせた。

彼の赤くなった目には辛さが溢れ、恥も外聞も顧みず大声で叫んだ。

「まだわからないのか?この男はあなたにふさわしくない!こんなゴミみたいな男があなたのそばにいることは許さない!絶対に彼を牢屋に入れる!」

その瞬間、場は静まり返った。

周囲の人々は驚き、気づいた。宴久が気にしていたのは杏のことではなく、星奈のことだったと。

杏の心は悲しみに満ち、かろうじて再び形を取り戻した心が、今度こそ完全に壊れてしまった。

すぐに警察が到着した。ロック歌手を逮捕した後、杏、宴久、星奈も取り調べを受けるために連れて行かれた。

取り調べが終わり、出てきた杏は、廊下の端で宴久が星奈の手を引きながら、優しく彼女をなだめているのを見た。

「あのクズはもう入っていった。気にする必要ないさ。もし気が済まないなら、弁償として、俺を君に差し出すよ」

星奈はその手を振り払った。

「ただ一人の男だ。別に気にしないよ。

でも、あなたはどうしてあんなに怒ってたの?私のためなのか?それとも、杏のためなのか?

宴久、私たち、子供の頃から一緒に育ってきたけど、あなたがあんなに感情的になるなんて、本当に珍しいわ!」

宴久は少しぽかんとしてから、言った。

「もちろん、君のためだよ。君も知ってるはずだ。杏のことなんて、全然気にしていない」

星奈は目を細め、微笑んだ。

「そうね。彼女なんてただの無料の売春婦だって、あなたは言ってたよね。

でも、私は蒼空と付き合い始めたばかりよ。なのに、あなたは彼を牢屋に送った。

やっぱり、気分が悪いわ。最近はもう、私に近づかないで」

ツンとした態度でその場を去っていく星奈を見送った宴久は、魂を抜かれたように力を失った。

「この方、あなたの彼女が怪我をしました。見舞いに行かなくていいんですか?」

警察が声をかけると、彼はようやく我に返り、少し離れたところに静かに立っている杏を見つけた。

緊張が高まった彼は、大股で杏の元に駆け寄り、彼女を支えた後、何気なく質問を投げかけた。

「杏、さっきの話、聞いてた?」

なぜか、その質問をした後、彼は心の中で少し慌てた。

もし杏が真実を知ったら、どう反応するだろうか?

その考えが頭をよぎったが、なぜか彼はそれを考えるのが怖くなった。

杏は冷静に答えた。

「さっき、出てきたばかり」

宴久はほっと息をつき、続けて言った。

「今日、あんなことをしたのは、社長にいい印象を与えるためなんだ。

もしかしたら、昇進が早くなって、もっとお金を稼げるようになるよ。

そうなると、もっと早く家を買えて、結婚できるかもしれない」

彼が真面目な口調で嘘をつく様子に、杏は思わず滑稽だと感じてしまった。

突然、杏はふと質問したくなった。宴久、私がそんなに馬鹿だと思っているの?

でも、すぐに思い直した。自分が確かに馬鹿だったのだと。

二年間、彼に騙され、体と感情を捧げた。そして、周防家の御曹司である彼を養うためにお金も使っていた。

しかし、杏はもうこの前のように真実を知ったことで、恥ずかしくなったり、無力感を抱くことはなかった。

なぜなら、彼女は今、間違っていたのは自分ではなく、真心を裏切った人間だったことを理解していたから。
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