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第10話

Author: マンゴー
それから数日後、私はインスタで、結衣の実家の会社が詐欺を働いて夜逃げしたというニュースを目にした。

それは以前、仕事でお世話になった取引先の人が投稿したものだった。

単なる経営上のトラブルだと思っていたら、結衣のプライベートでのスキャンダルまで暴露されていた。

帰国して以来、彼女は既婚者やお金持ちの御曹司かまわず、色々な男に手を出していたらしい。

私たちの世界は狭い。だから昔からの取引先と食事に行った時にも、結衣の留学時代の噂を耳にした。

なんと、留学先で現地の富豪の愛人になっていたそうだ。

でも、その富豪が破産すると、富豪の家族から追い出されて、仕方なく帰国したという話だった。

お金のためなら、本当に何でもする人なんだなと、呆れるしかなかった。

亮太にあれだけ執着していたのも、きっと彼が持っている人脈やコネが目当てだったんだろう。

そう考えると、なんだか恐ろしい。

2週間後、亮太が退院して会社に復帰した。

私が離婚届を出しに行く日を決めようとした矢先、彼は突然、会社で私たちの夫婦関係を公表した。

周囲の私を見る目が、一瞬にして変わった。

面倒なことになったな
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  • 幼馴染を選んだ彼に、さよならを告げる   第10話

    それから数日後、私はインスタで、結衣の実家の会社が詐欺を働いて夜逃げしたというニュースを目にした。それは以前、仕事でお世話になった取引先の人が投稿したものだった。単なる経営上のトラブルだと思っていたら、結衣のプライベートでのスキャンダルまで暴露されていた。帰国して以来、彼女は既婚者やお金持ちの御曹司かまわず、色々な男に手を出していたらしい。私たちの世界は狭い。だから昔からの取引先と食事に行った時にも、結衣の留学時代の噂を耳にした。なんと、留学先で現地の富豪の愛人になっていたそうだ。でも、その富豪が破産すると、富豪の家族から追い出されて、仕方なく帰国したという話だった。お金のためなら、本当に何でもする人なんだなと、呆れるしかなかった。亮太にあれだけ執着していたのも、きっと彼が持っている人脈やコネが目当てだったんだろう。そう考えると、なんだか恐ろしい。2週間後、亮太が退院して会社に復帰した。私が離婚届を出しに行く日を決めようとした矢先、彼は突然、会社で私たちの夫婦関係を公表した。周囲の私を見る目が、一瞬にして変わった。面倒なことになったな、と私は心の中でため息をついた。でも驚いたことに、亮太は自らインスタで全ての事情を説明したんだ。彼は私に謝罪し、結衣との関係についてもはっきりと書いた。これで、後ろ指をさされるのは亮太のほうになった。でも亮太は何事もなかったかのように、毎日お弁当を持ってきてくれる。私がそれを全部同僚にあげてしまっても、彼は怒らなかった。私の誕生日には、みんなの前で片膝をついて愛の告白までしてきた。「霞、もう一度チャンスをくれないか?俺が愛しているのはお前だけなんだ。お前じゃなきゃダメなんだ。結衣とはもう完全に終わった。彼女が二度と俺に会いに来ることはない」期待に満ちた亮太の表情を見て、私はただこう言った。「明日、離婚届を出しに行くから。今度こそ遅れないで。さもないと弁護士を立てて裁判を起こすわ。そしたらお互い面倒なことになるからね」大勢が見ている前での私の拒絶は、より一層、はっきりと力強く響いた。背後から聞こえてくる、押し殺したような泣き声を聞いて、私は足を早めた。亮太が今言っていることも、約束も、きっと本当なんだと思う。でも、もう彼を愛してはいない。愛がな

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