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第6話

Author: 匿名
翌日、私はまた雅斗のもとへ戻った。

彼は琴美のベッドのそばにつきっきりで、眠っている彼女を愛おしそうな瞳で見つめている。

一晩中ずっとそばにいて、一度も目を閉じなかった。

目を閉じたら、琴美がまたいなくなってしまう気がして。

次はもう、こんなふうに彼女を見つめることができない気がして。

やがて琴美が目を覚ました。雅斗の姿を見て、唇をきゅっと結んだ。

「雅斗と唯月は……この5年間、どうだったの?」

雅斗は目を伏せた。

「琴美を死なせたのは唯月だと思ってた。だから、ずっと彼女を恨んでた」

琴美は一瞬、呆気に取られた。けれどすぐに、何かを察したようだ。

「違う。私が死んだのは……」

そのとき、突然、部屋の扉が開いた。私は思わず振り返った。

入ってきたのは雅斗の母親、北村紀子(きたむら としこ)だ。手には弁当箱を持っている。

「雅斗、まだ何も食べてないでしょ。雅斗のためにお弁当を作ったのよ」

紀子は息子の機嫌を取るように、弁当箱をそばのテーブルへ置いた。

けれどベッドの上にいる琴美の姿を見た瞬間、その顔が険しくなった。

「雅斗、ちょっと外へ来なさい」

雅斗は琴
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