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第7話

Penulis: 十五夜
私はその指輪を自分の結婚指輪の隣に置いた。そして、一度も振り返ることなく家を出た。

翔、もうあなたなんかいらない。

そして、もう二度とあなたを愛することなんてないから。

飛行機を降りて空港を出ると、迎えに来てくれていた民宿のオーナーをすぐに見つけることができた。

日焼けした顔に、キラキラ輝く瞳が光っている。

車椅子で移動する私を見て、彼は小走りで近寄ってくると荷物を持ってくれた。

「お客様、お待ちしておりました。ご要望通り、1階の庭付きの部屋をご用意してますからね!

さあ、車に乗ってください」

冬の太陽は、暖かくて心地よい。

北部の厳しさとは違って、この南の都市には着いた瞬間から心を奪われた。

もう冷えで足が痛むこともないのだと思い、思わず感嘆の吐息が漏れる。

オーナーは目を細めて寛ぐ私を見て、何とも言えない誇らしげな笑みを浮かべた。

「雲嶺市は気候が良くて食べ物も美味しいから、足が治ったらあちこち見て回ってみてくださいね」

私も頷いて笑った。

「ええ、そのつもりです」

一方、莉奈をなだめて家に戻った翔は、テーブルの上の離婚届を見て顔を青ざめさせていた。

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