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第7話

Author: 招き猫
車の窓がゆっくり下がり、雄野のえくぼのある笑顔が視界に入った。

「偶然ですね、周防さん。少し送っていきましょうか?」

私は迷わず雄野の車に乗り込んだ。

マイバッハが動き出すと、嘉勇はその場に立ち、私の遠ざかる背中を見つめていた。

……

雄野が帰る場所を尋ねたので、会社の所在地を伝えた。

「まっすぐ会社?やる気満々ですね、周防さん」

彼は片手でハンドルを握り、片手を窓にかけながら、少し感心した様子で言った。

「今の時代、君みたいに仕事熱心な女性は少ないですよ」

私は自嘲気味に笑った。

「ひどい恋愛を経験して、ようやく仕事が一番確実だと気づきましたから」

雄野は私と嘉勇のややこしい関係を知っていて、私の気持ちを理解してくれた。

彼は頷き、深く同意した。

「確かにそうですね」

翌日、会社に入ると、雰囲気が少しおかしかった。

部下たちはお互いに目くばせをし、興奮気味にひそひそ話をしていた。

「わあ、部下、この花……」

秘書が私のデスクを指さし、目に好奇心の炎を燃やしていた。

大きな赤いバラの花束が、鮮やかに咲き誇り、デスクのほとんどを占めていた。

私は近づ
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