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第172章

Penulis: Nayko Ayasame
last update Tanggal publikasi: 2026-09-15 11:54:23

コンテナオフィスは静かだった。

ヴァンスが中へ入ると、レオが一人で書類に向かっていた。

机の上には書類の束。

ペンを走らせながら、何かを確認している。

会議はもう終わっていた。

ドアが軋む音に気づき、レオが顔を上げる。

「ヴァンス」

「みんなは?」

レオはペンを置いた。

視線を逸らさない。

「サムとネリッサなら、新しい養殖ポイントのマッピングに行った」

少し間を置く。

「入り江だ。今朝出た」

ヴァンスの胸がわずかに締まる。

ゆっくり頷いた。

嫉妬する権利なんてない。

サムは彼女の仕事仲間だ。

二人は長年、一緒にこの活動を続けてきた。

そんなことは分かっている。

それでも、心が理屈に従うとは限らない。

サムの穏やかな笑顔。

ネリッサの肩に触れる手。

何も言わなくても通じ合う二人。

まるで、一つのものを二人で分けているような自然さ。

ヴァンスは、その光景を頭から追い払った。

「じゃあ、俺もオフィスの仕事を手伝おうと思って」

「ほとんど残ってない」

レオは肩をすくめる。

「俺一人でできる」

ヴァンスは入口で少し立ち止まった。

そして、頷く。

「じゃあ、外にいる」

彼は庭へ向かった。

*

陽
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