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7話

Author: 東雲桃矢
last update Last Updated: 2025-12-28 10:30:57

「あ、兄……!?」

「ちなみにこの子は、うちの使用人の花蓮ちゃんや。君を着替えさせたのはこの子やから、安心してな」

「よろしくお願いします」

 涼に紹介された花蓮は嬉しそうにぺこりと一礼すると、にこにこしながらベッドの横にある椅子に座る。涼も椅子に座ると、明里の額に触れる。

「あ、あの、状況がよく分からないのですが……」

「あはは、やっと妹見つけられたのが嬉しくて、説明すっかり忘れとったわ」

「しっかりしてくださいよ、旦那様」

 涼と花蓮は笑い合う。明里からすれば、このふたりが兄妹だと言われたほうがしっくり来る。

「話長なるけど、ちゃんと聞いてな。聞くも涙、語るも涙のお話を。あ、花蓮ちゃん。なんか飲みモン持ってきてくれる?」

「はーい」

 花蓮はベッド横に置いてある冷蔵庫からお茶を2本出し、ふたりの前に置く。

「いやそこにあったんかい!」

「あっはっはー、ありましたー」

 ふたりはひとしきり笑い合い、花蓮が席を外すと、涼は真顔になって明里に向き合う。先程のおちゃらけた雰囲気は微塵もない。

「どこから話そかな……。まず、神宮寺の説明軽くしよか。神宮寺は関西1の不動産会社でな。特に親父の代からは業績もようなってん。それは俺等のおふくろの支えあってこそなんやけどな」

「あの、本当に私のことなんですか? そんな話、母からされたことありませんし……」

「君のお母さんはみどりさん。君は明里ちゃん。そうやろ?」

 母の名前を当てられて、言葉を失う。この男は確かに母と目元が似ている。だが、信じられない。

「まぁ最後まで聞いとってや。親父は調子に乗って、浮気をするようになってな。で、お袋が邪魔になったわけ。しかも、お腹には明里ちゃんがおる。女の子って判明して、余計邪魔になったんや。女の子は嫁ぐしかできひんって。せやから、大学も行けるくらいの慰謝料を口止め料としてお袋に押し付けて、追い出したっちゅーわけや。ひどい話やろ?」

「はぁ……。あの、なんで今になって私を探し出したんですか?」

「親父も歳やから、遺産を分けたりなんだりする準備しとったんや。それで近辺調査してみたらびっくり。お袋は追い出されてた上に、妹がおることまで発覚してん。親父は認めへんかったし、探すことも許してくれへんかった。ま、ずっと寝たきりでなーんにもできひんから、勝手に探しとったわけやけど」

 涼はなははと笑い、お茶
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