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第22話

Auteur: 満月の汐
あの時、ただ子どもが欲しいという衝動に取り憑かれていたせいで、すべてを誤った方向へ進めてしまった。

この子を、彼は絶対に残すつもりはない。

文哉は無表情のまま、補佐に電話をかけた。

恵美はひどく落ち着かない様子で言った。「文哉、もし私の顔を見たくないなら、すぐに出ていくわ。私だって、あなたの体が心配で……」

「俺の心配だと?違うだろ、お前の将来が心配なんだろう」

文哉は冷たく彼女を見据えた。

冷静になればなるほど、文哉には恵美の可憐な顔の奥に潜む野望がはっきりと見えてきた。

どうしてこんなにも全てが都合よく、恵美に有利な形で転がるのか。そんな偶然があるはずがない。

恵美が何か言い訳をしようとしたその時、文哉のスマホが短く鳴った。

彼は画面を一瞥し、冷ややかに笑った。「俺の知らないところで、ずいぶんいろいろやってくれたな!」

恵美の全身がびくりと震え、必死に否定するように言い返した。「な、何のことを言ってるのかわからないわ!」

文哉はスマホを彼女の方に投げつけた。「証拠はそろってる。まだ無実のふりをするつもりか?」

補佐が調べた結果、恵美が以前、桐子を挑発するメッ
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