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第15話

Author: SHUBAI
その頃、恭介は弁護士とともに警察署を出たところだった。

外はすでに暗く、冷たい風が吹きつけている。

長時間の事情聴取を終えた恭介の顔には、いつもの勢いはなく、疲れが色濃く滲んでいた。

待っていた佐伯がすぐに駆け寄ってくる。

「社長、選定会の件ですが、かなりまずい状況です」

そのまま車へ向かいながら、佐伯は報告を続けた。

「ネットでも批判が広がっていて、株価もかなり下がっています。

提携をいったん止めると言ってきた会社もありますし、予定していた投資案件から手を引くところも出ています。

取締役会も急きょ開かれて、社長を待っています」

恭介は何も答えなかった。

ただ、人気のない道路の先をぼんやりと見つめている。

佐伯はそんな横顔を窺いながら、少し迷ってから口を開いた。

「あと……美羽さんも、目を覚ましてからずっと社長のことを気にしています。何度も様子を聞かれました」

美羽の名にも反応しなかった恭介が、しばらくしてようやく口を開いた。

「詩乃は?俺に何か……伝言とか、なかったのか」

佐伯は少し間を置き、鞄から薄い封筒を取り出した。

「あります。水城さんから、これ
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